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千葉市緑区を考える
議会活動のあゆみ

35.

令和2年12月 第4回 定例会 会議録 12月9日


動画はこちらからご覧になれます

1千葉市の農業について
2千葉市の有害鳥獣問題について
3主要地方道生実本納線の道路整備について
4ネクストコア千葉誉田工業団地開業に向けての地域周辺道路整備について
5緑区の諸問題について
(1)誉田地区の住宅開発に伴う小学校周辺の通学の安全確保について
(2)中西町の金属スクラップ堆積場に対する法的規制について
(3)誉田駅北側都市計画見直しについて
(4)誉田駅前道路と駅前広場と雨水幹線整備の進捗状況について
(5)緑区地区ホールの建設について
(6)誉田1丁目ほまれ幼稚園先産業廃棄物不法投棄について
(7)昨年の大雨被害の復旧状況について
 ア越智町を流れる村田川氾濫のその後の整備状況について
 イ誉田3丁目土砂災害と板倉町土砂災害の整備進捗状況について



  皆さん、こんにちは。自由民主党千葉市議会議員団、三須和夫でございます。
 質問の前に10月28日に亡くなられた同志、秋葉議員に心から哀悼の意を表します。

さて、私の一般質問には、従来であれば傍聴席を埋め尽くすほどに多くの方々がお越しいただいておりましたが、今回はコロナ禍ということで人数制限があり、大変残念なことであります。今年は年明け間もなくからコロナ、コロナで一年が暮れようとしています。最近は台風などの際に気象庁が雨量や風速などをあらわすのに「これまで経験したことのない」という表現をよく使いようになりましたが、まさに新型コロナウィルスがこれに当たります。これまで経験したことのない未曽有の災害と言っても過言ではないと思います。長い年月をかけて人類が築き上げてきた経済や観光、食文化、芸能文化、生活習慣、人と人との交流など生活のすべての分野で大きなダメージをもたらしています。

 新しい生活様式、リモートワーク、コロナ後の社会などに至っては、「会って話せば何とかなる」と泥臭い生き方をモットーとしてきた私にとっては、まるで手足をもぎ取られたかのように感じております。

 来年からはワクチンの接種も始まるようですが、まずは手洗い、マスク、三密を避け、換気に気を付け、人混みなどを避けることを、国民一人一人が辛抱強く取り組まなければならないわけです。

 来年は県知事選、市長選、東京オリンピックと大きなイベントがございますが、来年は希望の兆しを感じたいと切に願ってやみません。
それでは、通告に従いまして質問に入ります。

-----(質問)------------

1 千葉市の農業について

はじめに、千葉市の農業について、質問いたします。
我が国の農業は、農業従事者や農地面積が減少し続けるなど、生産現場は依然として厳しい状況に直面しており、今後、優良農地や経営のノウハウ、農業技術などが継承されず、生産基盤が崩壊してしまうのではないかと、不安を感じております。

先月27日に公表された、2020年農林業センサスによれば、令和2年2月1日現在の、法人などの団体経営体は3万8千で、2.6%増加している一方、家族農業に当たる個人経営体は103万7千で、5年前に 比べ22.6%も減少しています。

この結果を見ますと、法人などの農業参入や農地の集積が進んでいるようですが、これ まで日本の農業を支えてきた家族農業の減少に歯止めがかからない状況であり、このままでは耕作放棄地が増え、有害鳥獣の棲み家になってしまうと恐れております。

これら差し迫った課題に対応するためにも、様々な支援が必要であると考えます。また、このような状況を踏まえ、本市農業の生産性の向上や経営の効率化を支援する 拠点としての農政センターについても、そのあり方について検討が必要だと思っております。
そういった認識のもと、本市の農業について、いくつか質問させていただきます。

はじめに、農地の活用についてです。
本市の農業が将来にわたって、安定し、夢のある産業として発展していくためには、まず、その基盤である農地がしっかりと守られ、有効に活用されることが大事だと考えます。

しかしながら、我が国農業の共通の課題ではありますが、本市においても耕作放棄地が各地に存在し、私としても胸を痛めているところであります。

また、街中の農地についても、地元の住民に新鮮な野菜を供給するだけでなく、防災面や緑地空間などの様々な役割を持っていることから、これからもしっかり守っていくことが必要だと思います。特に、生産緑地の保全については、十分に意識して取り組んでいく必要があると考えます。

そこで、お伺いします。
耕作放棄地の解消や生産緑地の保全に対し、どのような取り組みを行っているのか、お伺いします。
-----(答弁)------------
(経済農政局農政部農地活用推進課)
(答弁)

千葉市の農業についてお答えします。
はじめに、耕作放棄地の解消や生産緑地の保全に対し、どのような取り組みを行っているのかについてですが、
これまでも、耕作放棄地の解消に向けては、農業委員や農地利用最適化推進委員と連携し、耕作の再開や保全管理を促す ほか、売りたい、貸したい農地の情報を農業委員会に登録し、新規参入あるいは規模拡大を希望する農業者に提供する、農地銀行制度の活用を働きかけて参りました。
加えて、法人や認定農業者などが、参入用地として耕作放棄地を活用する場合には、復元費用の一部を助成する各種支援により、耕作放棄地の解消や適正な管理を更に進めて参ります。
一方、生産緑地の保全については、営農継続、農地の適正  管理を前提に各種の優遇措置が設けられていることから、定期的に現地調査を実施し、耕作の継続や農地の活用などに不安をお持ちの方々に対しては、職員が相談にのるなど、必要な支援を行っております。
なお、適正な営農、保全管理が行われていない場合には、  訪問などにより指導を行うなど、生産緑地を守る取り組みを 進めて参ります。

-----(質問)------------
次に、農業の担い手についてです。
本市でも、農業従事者の高齢化や後継ぎが いないなど、農業の担い手の減少が続いて おり、その確保が大きな課題となっております。

こうした中、市では新規就農希望者研修を実施するなど、新たな担い手の確保のための対策を講じていますが、本市の農業を今後も持続可能性のある産業として支えていくためには、担い手確保に向けた更なる支援策を 講じ、特に、「若者」を呼び込み、就農してもらう必要があると考えます。

そこで、お伺いします。
農業の担い手をどのように確保するのか
お伺いします。
-----(答弁)------------
(経済農政局農政部農業経営支援課)
(経済農政局農政部農業生産振興課)
(答弁)
これまで、本市は首都圏等の大消費地とアクセスが良く、販路が確保しやすい等、「稼ぐ農業」につながるビジネスチャンスが存在することを、広く市内外に周知し、個人・法人を問わず、新たな担い手となる人材の確保・育成に取り組んで参りました。

加えて、農地の確保や経営・技術に関する研修などの本市の支援体制も整備し、担い手の定着に努めています。
今後も、新規就農やIターン、Uターン等を志向する若者などを対象に、農業を職業の選択肢の一つとしてもらえるよう、農業専門の求人イベント等に出展するほか、民間企業との連携も視野にスマート技術の導入による働きやすい環境づくりを目指して参ります。

また、新たに、近年の活発な企業参入を踏まえ、雇用就農  希望者や既存農家の後継者を対象に、農政センターにおいて、本市の主要品目であるイチゴ・トマトの栽培技術の習得を目的とした研修を実施するなど、若い就農希望者に積極的にアピールし、次世代を担う多様な担い手を確保・育成して参ります。


-----(質問)------------
次に、農政センターについてです。
農政センターは、昭和53年の開設以来、「都市農業の普及活動の拠点」として、個別農家からの栽培に関する相談に対応するほか、ウイルスフリー苗の供給、土壌や養液の分析・診断を行っていますが、農家から今後も頼られる存在となるため、環境変化に対応した機能強化が必要と考えております。

このような中、本市農業が、農業従事者の高齢化の進展等により、担い手不足や耕作 放棄地の増加など多くの課題を抱えながらも、現在、頑張って農業に従事されている方々、これから従事される意欲あふれる農業後継者や新規就農者のためにも、農政センターを 活用した農業者支援の充実が必要不可欠と考えます。
また、本議会の我が会派の代表質問において、当局からは、現場が抱える様々な問題を解決するために、農政センターをスマート 技術の「実証フィールド」としてリニューアルすると答弁頂きました。
そこで、お伺いします。
農政センターを具体的にどのようにしていくのか、お伺いします。
-----(答弁)------------
(経済農政局農政部農業経営支援課)
(経済農政局農政部農業生産振興課)
(答弁)
本市が目指す「農業の成長産業化」を進める上でも、農政センターはスマート技術を始めとした新技術の実証・確立や、担い手の確保・育成などを行う場として、その機能を強化していく必要があるものと考えております。

そこで、ICTやAI等の先端技術を活用して、高品質生産や効率化・省力化を実現するため、農業者が円滑にスマート技術を導入できるよう、多くのアグリテック企業との連携を 進め、農業者の皆様が身近にスマート技術を見学・体験できる「実証フィールド」として、その機能を拡充して参ります。

また、新規就農希望者や雇用就農希望者向けの研修に、民間企業と連携した、スマート技術に関するカリキュラムを導入し、意欲ある担い手の確保・育成に努めるとともに、技術職員が実証フィールドで得た知識や技術を活かし、生産現場への普及を推進して参ります。

こうした取り組みにより、「農業の成長産業化を支援する現場の拠点」として、農政センターの機能を強化して参ります。


-----(質問)------------

2 千葉市の有害鳥獣について

次は、千葉市の有害鳥獣について、質問いたします。
有害鳥獣であるイノシシについて、先日の新聞報道によると、県南部の館山、南房総  両市を中心にイノシシの捕獲頭数が急増しており、昨年の台風15号などで山が荒れ、餌を求めて人里でわなにかかるケースが多発しているとのことでした。

車との衝突事故も起きており、関係者が 懸念しているという、人事ではない記事が掲載されました。

一方、本市における令和元年度の野生鳥獣による農作物被害は約1,300万円となっており、そのうちイノシシによる被害は、約100万円であります。

イノシシの捕獲頭数は、29年度で12頭、30年度でこれまで最多の75頭、令和元年度は54頭と減ったものの、本年度は10月末時点で58頭が捕獲され、過去最多を超えそうな勢いとなっています。
このような中、現在、捕獲したイノシシの処分は、市猟友会の方々のご尽力により、埋設しておりますが、先日、地元の猟友会の方に伺ったところ、緑区の板倉町で140キロのイノシシの成獣が捕獲され、埋める場所まで運んだり、穴を掘ったり埋める場所を探すのも大変で、対応に苦慮されたとのことでした。

猟友会員の高齢化が進む中、今後もイノシシの捕獲頭数が増え続けることになると、埋設に代わる処理作業の支援や猟友会の負担軽減が出来ないものかと考えております。

また、平成30年第4回定例会の一般質問において、「焼却の可能性について検討しておりますが、焼却するためには事前にいくつかに細かく裁断する等、減容化のための新たな工程が必要となるなどの課題があり、現在、焼却は行っておりません」と答弁されております。その後、新清掃工場では既存の清掃工場とは異なるガス化溶融方式を採用することとなり、捕獲したイノシシについてそのまま処理できないか期待するところです。

そこで、2点お伺いします。
1点目に、新清掃工場で処理できないか
2点目に、イノシシ捕獲の労力軽減について、お伺いします。

-----(答弁)------------
(環境局資源循環部廃棄物施設整備課)
(答弁)
まず、新清掃工場で処理できないかについてですが、
現在の清掃工場では焼却炉に投入可能な犬など動物死体の大きさは70センチメートル程度までとしておりますが、令和8年度稼働予定の新清掃工場では1メートル程度となる予定であり、1メートル未満の有害鳥獣については処理可能となります。

しかしながら、1メートルを超えるものについては減容化が必要であるほか、安定的な可燃ごみ処理に影響が出ないよう、1日当たりの投入量についても制限されることとなります。

(経済農政局農政部農業生産振興課)
(答弁)
次に、イノシシ捕獲の労力軽減についてですが、
本市では、市、JA、市猟友会などで組織する「千葉市鳥獣被害防止対策協議会」が主体となって有害鳥獣の「捕獲」や「侵入防止」など総合的な対策に取り組んでおります。

特に、イノシシについては、市猟友会が主体となり、「箱わな」や「くくりわな」を適切な場所に設置することによって、効果的な「捕獲」を行っております。

昨年度、「箱わな」の巡回監視等に係る労力を軽減するため、イノシシ等が捕獲されるとセンサーが作動し、その情報を捕獲従事者の携帯電話等にメールで通知する「IoT罠通知システム」を5台設置したところ、市猟友会の方々から、見回り回数が減ったとのご意見をいただくなど、その有効性が実証されました。

今年度は、さらに19台を購入し、市猟友会の意見を伺いながら、新たに「くくりわな」への設置準備も進めております。
また、農業被害対策と効果的な捕獲対策の検討を行うための基礎データを収集するため、赤外線カメラを搭載したドローンでの空撮により、イノシシの生息数及び生息分布調査も実施して参ります。


-----(質問)------------

3 主要地方道生実本納線の道路整備について

次に、主要地方道生実本納線の道路整備について、質問いたします。
私の地元である、誉田から市内中心部に向かう際、生実本納線いわゆる千葉外房有料道路を使う場合、大網街道に接続する鎌取インターまでは整備されているものの、その先の一部が未整備となっております。

この未整備区間が整備されれば、誉田や土気方面から、市内中心部へのアクセスが強化され、利便性が向上されます。
しかしながら、長年に渡り進展が見られず、事業が長期化している状況であり、当局の動きが気になるところであります。

そこで、お伺いします。
生実本納線の未整備区間の現在の取組み状況について、お伺いします。

-----(答弁)------------
(建設局道路部街路建設課)
(答弁)
未整備区間の現在の取組み状況についてですが、
当該区間については、長年にわたり難航していた用地問題について交渉を行う環境が整ったことから、現在、早期の取得に向け積極的に交渉を進めております。

今後は、大網街道など、周辺道路の接続方法や、沿線の土地利用に配慮した道路予備設計を実施する予定としております。
引き続き、土地所有者の協力が得られるよう、できる限り  丁寧な交渉に努め、早期工事着手を目指して参ります。


-----(質問)------------

4 ネクストコア千葉誉田工業団地開業に向けての地域周辺整備について

次に、ネクストコア千葉誉田工業団地開業に向けての地域周辺整備について、質問いたします。
 明治大学誉田農場跡地の、ネクストコア 千葉誉田工業団地については、昨年度末に 道路などの供用を開始し、コロナ禍においても6区画中5区画の立地が決定して、今年度中に工場の建築に着手する企業もいると聞いております。

このような中で、私はこの事業の完了は、工業団地の全ての区画に企業が立地して頂くことであると考えており、工業団地の整備については当初より、地域住民の働く場所が 創出され、市内周辺に新たに住んでいただける方も増えるなど、誉田地区の地域経済の 活性化つながるものとして着目してまいりました。また、税収の増加によって本市全体の活性化にも寄与するものとして、大いに期待をしているところであります。

一方で、誉田駅周辺の十文字踏切方面には、業務用車両は通行しないといった立地企業側の配慮はあるかもしれませんが、本格的な 操業(そうぎょう)が始まれば、周辺道路に影響を与えるのは明白であり、交通渋滞の起こっている状況では、せっかく立地を決めて頂いた企業の 操業(そうぎょう)環境や、残り区画の企業誘致にも支障をきたすことになりかねません。
そこで、2点お伺いします。
1点目に、ネクストコア千葉誉田工業団地の残り区画の企業誘致の状況について
2点目に、立地企業の開業に向けての地域周辺道路整備について、お伺いします。

-----(答弁)------------
(経済農政局経済部企業立地課)
(答弁)
 残り区画の企業誘致の状況につきましては、現在、全体6区画のうち、5区画については既に立地が決定しておりますが、残りの1区画については、関係先や企業からの問い合わせはあるものの、未だ立地企業が決定していない状況にあります。
 現在、コロナ禍において、企業の設備投資が不透明になっており、厳しい状況にありますが、JR誉田駅に徒歩圏内であり、このため、労働力の確保が容易であることなど、優れた立地のメリットをPRし、開発事業者と連携して、積極的な企業誘致に取り組んで参ります。

(経済農政局経済部企業立地課)
(建設局道路部道路計画課)
(答弁)
地域の道路交通状況に関しましては、特に十文字踏切周辺における朝夕の通行ピーク時の渋滞は、憂慮すべきことと認識しております。
 また、立地を決定した各企業の操業開始により、今後、一定の交通量の増加が見込まれ、踏切付近に集中する交通の分散化を図る道路ネットワークの強化が必要と考えております。

そこで、具体的な対策としては、市原方面から大網街道まで供用している大膳野町誉田町線の延伸や、千葉外房有料道路の高田インターチェンジのフルインター化が、有効であると考えており、技術的な視点から、事業化の可能性についての検討に着手しております。

今後は、立地企業の快適な操業環境の実現と、地域住民の利便性の向上を図るため、道路ネットワークの早期強化に向けて、事業化の可能性についてさらに検討を進めて参ります。


-----(質問)------------

5 緑区の諸問題について

(1)誉田地区の住宅開発に伴う小学校周辺の通学の安全確保について

次は、緑区の諸問題についてですが、まず、誉田地区の住宅開発に伴う小学校周辺の通学の安全確保について、質問いたします。

誉田駅の周辺では、「たかだの森ニュータウン」を始めとした住宅開発が進み、誉田東小学校の学区内においては、  過去5年間で約1,000世帯増え、児童も急増しております。

この地区は、道幅が狭く、歩道が無い道路が多いことから、親御さんたちから通学時のお子さんの安全を心配する声が多く寄せられており、安全対策の必要性を強く感じているところです。

そこで、今回はその通学路であり、私が以前から要望している2箇所について、お伺いします。
県道誉田停車場中野線へ接続する誉田町114号線のコンビニエンスストア前の交差点付近での拡幅整備と、八幡(はちまん)神社前で 途切れている誉田町215号線の歩道整備について、それぞれの進捗状況をお伺いします。

-----(答弁)------------
(建設局道路部道路建設課)
(答弁)
誉田地区の住宅開発に伴う小学校周辺の通学の安全確保についてお答えします。
誉田町114号線及び誉田町215号線の進捗状況についてですが、まず、誉田町114号線につきましては(セブンイレブン高田店前交差点).、現在、今年度末の用地取得を目途に、地権者と交渉を進めており、取得後、速やかに整備を行うこととしております。

また、誉田町215号線につきましては、用地取得予定地の八幡(はちまん)神社の境内は、登記名義人が複数いる共有地になっております。

このため、所有権の6分の5を持つ地元自治会と現在、協議・調整を進めているところであり、引き続き、早期整備に努めて参ります。
高田の森入り口に、来年の3月末までに信号機が設置される予定です。


-----(質問)------------

(2)中西町の金属スクラップ堆積場に対する法的規制について

次は、中西町の金属スクラップ堆積場に対する法的規制について、質問いたします。
今般、中西町に限らず市内の金属スクラップヤード問題は、度々、本議会で取り上げられているところですが、先の第3回定例会におきましては、我が会派の代表質疑に対して、当局は金属スクラップヤードに対する条例を検討している旨の答弁をいただいたところであります。

言うなれば、私が度々取り上げた、中西町の金属スクラップ堆積場からの騒音・振動・粉じん問題に対する質問が、条例制定の検討へ舵を切ったきっかけの1つとなったものと考えております。
さて、中西町の金属スクラップヤードについてですが、当局はこの問題を真摯に受け止め、ねばり強く指導をしていただいた結果、金属スクラップの高さは低くなりましたが、作業に伴う騒音・振動・粉じんは未だ改善されていないと近隣住民の方から聞いております。

しかしながら、金属スクラップヤードは、市内に数多くあり、また、相続などを機に、相続人が遠方に居住していることから安易に土地を売却してしまうなど、今後も金属スクラップヤードが増え続けることが懸念され、中西町の住民のみならず騒音・振動や火災の恐怖など、市民生活に少なからず影響を及ぼしており抜本的な解決が望まれているところであります。

この問題解決に地元のため私と取り組んできた、中西町内会、黒川正造氏が11月15日死去されました。亡くなられた原因としてストックヤードから出るゴミ、振動、ホコリなどが起因しているものと思われます。また奥さんも肺を病んでおられます。

黒川正造氏は平成25年12月3日中西町の皆さんが元の静かな環境に戻れるよう強く業者に行政指導をしてほしいと(金属スクラップ類堆積場に関する請願)を千葉市環境経済常任委員会に提出し委員全員賛成いただきました。それから行政のみなさまも行政指導、監視など取り組んでいただき、一業者が撤退しましたが未だにスクラップヤードには、量は少なくなったものの今も住民からは振動、ホコリ、洗濯物が汚れるなんとかしてほしいと私に苦情が届いています。
黒川氏の死に接し、私は原点に立ち返りスクラップヤード問題解決に取り組んでまいりたいと存じます。


そこで、2点お伺いします。
1点目は、中西町の金属スクラップ堆積場に対する法令等に基づく指導について
2点目は、検討している条例案による規制について、お伺いします。

-----(答弁)------------
(環境局資源循環部産業廃棄物指導課)
(環境局環境保全部環境規制課)
(都市局建築部建築指導課)
(答弁)
まず、法令等に基づく指導についてですが、
当該事業所については、騒音などに関する苦情がこれまでに複数回寄せられたことから、立入検査や騒音・振動の測定を行ったところ、千葉市環境保全条例で定める騒音の規制基準を超過していたため、遵守するよう指導して参りました。

直近の指導を行った昨年8月以降、苦情は寄せられておりませんが、引き続き現地確認を実施し、騒音などの発生状況を注視して参ります。

また、当該事業所には都市計画法及び建築基準法に違反する建築物が存在しているため、これまで繰り返し立入調査、是正指導を行っているところですが、除却等により一部是正が確認された建築物があるものの、依然として違反建築物が存在していることから、引き続き是正するよう指導して参ります。

(環境局資源循環部産業廃棄物指導課)
(答弁)
次に、検討している条例案による規制についてですが、
当該事業所の場合、すでに設置されている金属スクラップヤードのため、許可ではなく届出対象施設となりますが、保管の高さや個々の保管面積の上限、品目ごとに区分、床面の材質  などの保管基準が適用されるとともに、周辺住民へ事業内容を周知することが義務付けされます。
また、これらに違反した場合、勧告や命令が発出され、命令などに従わない場合には、罰則が適用されることとなります。


-----(質問)------------

(3)誉田駅北側都市計画見直しについて

次は、誉田駅北側の都市計画見直しについて、質問いたします。
誉田駅の北側につきましては、後背地において居住者が増大し、また、開発事業を終えたネクストコア千葉誉田工業団地では新たな雇用も生まれる見通しでありますが、肝心(かんじん)の駅前には生活利便施設が少なく、飲食店にいたっては全くない状況であります。原因は、住宅などしか建てることの出来ない、現在の用途地域にあることを一般質問において何度も指摘をしてきました。

当局においても用途地域の変更の必要性を認識し、昨年、地元の3つの町内自治会を対象に住民説明会を開催しております。
そこでは、誉田駅北口周辺と幹線道路沿道への賑わいの誘導を図ることを目的とした用途地域の変更素案が示されました。また、誉田駅の北側は低層住宅の静かな住環境が形成されておりますので、用途地域を決めるにあたっては、周辺にお住まいの方の意見を聴き、賑(にぎ)わいの誘導と住環境の保全とのバランスを取りながら検討していくとの説明でありました。

私も全ての説明会に参加させていただきましたが、いずれの説明会におきましても、用途地域を変更することに対しまして地域の方々の反応はおおむね好意的であったと感じました。

 そこで、2点お伺いします。
1点目は、昨年の住民説明会において用途地域の変更素案に対する住民の反応を市はどのように受け止めたのか
2点目は、用途地域の変更に向けた現在の検討状況をお伺いします。

-----(答弁)------------
(都市局都市部都市計画課)
(答弁)
まず、住民説明会において用途地域の変更素案に対する住民の反応を市はどのように受け止めたのかについてですが、街が発展することや利便性が高まることを望まれる住民が多く、用途地域を変更することに総論としてはご理解いただけたものと理解をしております。

一方で、特に賑わいと利便性の向上を図ろうとする駅前の街区において様々な種類の建築物が建てられるようになることで、望ましくないものまで建ってしまうのではないかといった心配の声や、騒音や日照など住環境の悪化を懸念する声が、周辺住民の皆様から聴かれました。この点につきましては、もう少し配慮した対応が必要であると認識したところであります。

(都市局都市部都市計画課)
(答弁)
次に、用途地域の変更に向けた現在の検討状況についてですが、住環境悪化の懸念に対応するため、用途地域の変更に加え、地区計画等により、きめ細かな建築制限も併せて定めることができるよう、駅前の街区に土地建物の権利をお持ちの方々へ2回にわたりアンケートを取るなど、地権者の意向確認を行ってまいりました。

今後は、地権者の合意形成が整いましたら、地権者の意向を反映した修正素案を再度、地域住民の皆様にお示しし、皆様のご意見を伺いながら用途地域の変更や地区計画等の決定に向け、進めていきたいと考えております。


-----(質問)------------
(4)誉田駅前道路と駅前広場と雨水幹線整備の進捗状況について
 次は、誉田駅前道路と駅前広場と雨水幹線整備の進捗状況について、質問いたします。
誉田駅前線は、誉田駅南側のまちづくりに必要不可欠な道路で、整備されれば、駅まで歩行者が安心して通行できることや、バスなどの交通機関の利用が改善され、交通結節点としての機能が強化されます。
また、地元の皆様は、賑わいと活力ある街に変わることを強く望んでいるところであり、早期の完成を待ち望んでいます。

しかしながら、昨年度から今年にかけて、駅前道路の元スーパーやコインパーキングなどの用地取得が進んだものの、駅前広場 については、用地取得に進捗が見られず、心配しているところであり、取得済の用地を活用した段階的な整備が必要であると考えております。

また、近年、異常気象による集中豪雨が多発しており、駅前道路の一部でも、すりばち状にくぼんでいるため、大雨が降る度に、周辺からの雨水が道路上を流れ、冠水している状況であり、地元から道路整備と 合わせ雨水対策の要望も出ているところで あります。
そこで2点伺います。
1点目は、誉田駅前道路及び駅前広場の用地取得状況と段階的な整備について
2点目は、雨水対策の進捗状況について、お伺いします。

-----(答弁)------------
(建設局道路部街路建設課)
(答弁)
まず、誉田駅前道路及び駅前広場の用地取得状況と段階的な 整備についてですが、
本年11月末現在で、誉田駅前道路は34%にあたる約2,680平方メートルであり、駅前広場は52%にあたる約1,070平方メートルを取得しておりますが、駅前広場については、ここ数年、用地取得が進んでおりません。

これは、残りの地権者が、商店を営む方が多く、駅近くでの再建を要望されているため、移転先の交渉が難航していることによるものです。

なお、一連で用地取得ができた箇所については、歩行者が  安心して通行できるよう、段階的に整備して参ります。

(建設局下水道建設部雨水対策課)
(答弁)
次に、雨水対策の進捗状況についてですが、
誉田駅前線周辺の被害軽減を図るため、誉田駅前郵便局から誉田駅を経由して、誉田駅前線に新たな雨水管の整備を計画しております。

郵便局から駅までの区間については、現道の大網街道に雨水管を埋設する予定で、駅前広場として取得する用地の一部を作業ヤードとして利用することになります。

また、残りの誉田駅前線の区間についても、道路拡幅用地に雨水管を埋設することになります。
これら雨水対策については、用地取得が進んでいない現状において目立った進捗は見られませんが、緑区における重要な 課題の一つと認識していることから、状況を見定め速やかに対応するなど、早期の浸水被害の軽減に努めて参ります


-----(質問)------------
(5)緑区地区ホールの建設について
次は、緑区地区ホールの建設について、質問いたします。
若葉区、美浜区にある地区ホールは、身近な文化活動の拠点として市民に利用されている一方、地区ホールが整備されていない緑区で文化活動を行っている団体は、中央区にあるホールや若葉区の文化ホールを利用し、発表の場を確保しているところでありますが、地元の人になかなか発表を見にきてもらえない、予約がとりにくいという、市民の声をよく聞いているところであり、緑区地区ホールについて、以前から幾度となく質問、要望をし、直近では、平成30年の12月にも質問したところであります。

平成30年12月の第4回定例会の一般質問においては、公共施設の建設にはPFIなどさまざまな手法があり、何らかの手法が当てはまるのではないかと考え、例えばとして、地区ホールとして利用可能な民間施設があった場合、市として、当該施設を地区ホールとして運用していくようなことは考えられるのかということについて質問したところ、地区ホールとして利用可能な民間施設があった場合、既存の地区ホールに準ずるような機能を有していることや施設所有者との借り上げ 条件等を踏まえて検討することは可能であると考えているというものでありました。

先ほど、誉田駅北側の都市計画の見直しについて質問いたしましたが、誉田駅の北側では居住者や就業者が増え、まちが活気づいてまいります。また、誉田駅の南側では駅前広場や駅前道路の整備が進められており、今後、駅を中心に誉田地区が発展していくことは疑いようのないことと思っております。

誉田地区におけるこのような動きがある中、区民の願いである緑区における地区ホールの建設について、市の見解をお伺いします。

-----(答弁)------------
(市民局生活文化スポーツ部文化振興課)
(答弁)
誉田駅北側の都市計画見直し等の動きがある中での、緑区地区ホール建設についての本市の見解についてですが、
都市計画見直し等の動きもある中、地区ホールとして利用 可能な民間施設を既存地区ホールに準ずる扱いが可能か、引き続き、研究して参りたいと考えております。


-----(質問)------------

(6)誉田1丁目ほまれ幼稚園先産業廃棄物不法投棄について

次は、誉田1丁目ほまれ幼稚園先産業廃棄物不法投棄について、質問いたします。
先ほど、中西町の金属スクラップ堆積場に対する法的規制についてお伺いしたところですが、産業廃棄物の廃プラスチックの不適正処理についても市民の皆さんからの苦情や要望が多く、我が会派の川村議員、石川議員が廃プラスチックの不適正処理などについて、質問したところです。

緑区では、ほまれ幼稚園隣の産業廃棄物の廃プラスチック堆積場において、プラスチックが砕かれたものなどが入った袋状のものが高さ3メートルほどに積まれた状況となっております。

当該地は、ほまれ幼稚園の駐車場に隣接 しており、風の強い日などには、砕かれた  細かい廃プラスチック片が飛散することに より、園児への健康への影響が懸念されるとともに、保護者やご近所の方からの不安の声や苦情も寄せられております。

また、地域の皆さんが、不快に感じない、安全・安心に過ごせる環境を保つことが求められております。
そこで、2点お伺いします。
1点目は、これまでの経緯と対応について
2点目は、今後の対応について、お伺いします。

-----(答弁)------------
(環境局資源循環部産業廃棄物指導課)
(答弁)
まず、これまでの経緯と対応についてですが、
当該地では、本年の2月から廃プラスチックの堆積が始まり、本市としましては直ちに堆積している理由を確認するとともに、適正管理等の指導を開始しました。

当初、行為者は、当該廃プラスチックは有価物であると主張していたことから、再三にわたり売買契約書や領収書等の提出を求めましたが、十分な証拠は確認できませんでした。

加えて現地調査の結果、堆積物が半年間にわたり流通していなかったことから、10月28日に廃棄物であると認定し、法令に基づき適正処理を行うよう強く指導を行っているところです。

(環境局資源循環部産業廃棄物指導課)
(答弁)
次に、今後の対応についてですが、
行為者は、勝浦市、佐倉市、埼玉県などにおいても同様な廃プラスチックの不適正堆積を行っていることから、千葉県、埼玉県、警察などの関係機関と連携するとともに、指導に従わない場合には、強制力のある法に基づく措置命令の発出も視野に入れるなど、取組みを強化して参ります。


-----(質問)------------

(7)昨年の大雨被害の復旧状況について

最後に、昨年の大雨被害の復旧状況について、質問いたします。
昨年、秋に発生した台風などでは、市内各地で甚大な被害が発生しました。

特に10月25日の大雨では、本市における観測史上最大となる1時間あたり最大雨量89.5ミリメートルを記録し、若葉区、緑区においては、例年10月に降る2倍近い雨がわずか半日で降っております。

この豪雨により村田川の上流部である越智町から板倉町にかけては、多数の浸水被害が発生し、特に越智町では、乗車中の車両が雨に流され、近隣住民により救助されるような被害もありました。

また、誉田町3丁目と板倉町では、土砂災害警戒区域に指定されていないがけの崩壊により、3名の尊い命が失われたことは、記憶に新しいところであります。

このような災害が発生してから1年が経過した現在、県や市では被災箇所の復旧や対策が進められていると聞いていますが、市民の皆様が、安全・安心を実感し生活を送るためには、1日も早い復旧が求められています。

そこで、村田川氾濫への対応と、土砂災害の復旧状況として、2点お伺いします。
1点目は、越智町を流れる村田川氾濫のその後の整備状況について
2点目は、誉田3丁目土砂災害と板倉町土砂災害の整備進捗状況について、お伺いします。

-----(答弁)------------
(建設局下水道建設部都市河川課)
(答弁)
まず、越智町を流れる村田川氾濫のその後の整備状況についてですが、
村田川を管理する県に確認したところ、当時の洪水状況などの調査や、浸水に至った原因の検証では、河川形態が、狭く蛇行していることのほか、土砂堆積などによる流下阻害も原因の一つであることから、短期的な対策として、9月までに堆積物の撤去を実施したとのことです。

また、越智町から板倉町の区間において倒れた竹や木などの撤去を、来年3月末までに行うとともに、護岸の崩落箇所については、設計を進めており、来年度に復旧工事を予定していると聞いております。

さらに、台風などの非常時において確実な監視体制とするため、洪水時の水位観測に特化した危機管理型水位計の設置を板倉町周辺で予定しているとのことであり、次期出水期の運用に向け、本市関係部局と協議を進めております。

(建設局下水道建設部都市河川課)
(経済農政局農政部農業経営支援課)
(答弁)
誉田3丁目と板倉町の土砂災害の整備進捗状況についてですが、
がけの復旧工事を実施する県に確認したところ、誉田町3丁目については、復旧工事の契約を10月に締結済みであり、また、板倉町については、12月中の契約締結を目指し、ともに年度内に工事を完了させる予定と聞いております。

今後も災害に強いまちづくりの推進に向け、引き続き、県や関係部局との連携を図りながら、土砂災害などの対策強化に努めて参ります。


-----(質問)------------

【2回目】

2回目の質問をさせていただきます。

まず、千葉市の農業についてです。
農政センターを具体的にどのようにしていくのかのご答弁の中で、農政センターの機能を拡充していくためには、民間のアグリテック企業との連携を進める必要があるとのことですが、その具体的な取組状況についてお伺いします。

-----(答弁)------------
(経済農政局農政部農業経営支援課)
(経済農政局農政部農業生産振興課)
(答弁)
はじめに、千葉市の農業についてお答えします。
アグリテック企業との連携の取組状況についてですが、先月、認定農業者等を対象として農政センターで実施した 経営改善講習会では、トヨタ自動車株式会社及び株式会社関東甲信クボタから講師を招き、「トヨタ自動車の農業への取組み」、「スマート農業へのクボタの取組み」などをテーマにスマート農業セミナーを実施しました。

また、来月から実施する雇用就農希望者等研修においても、アグリテック企業の協力を得て、直進アシストトラクタ操作実習や栽培ナビゲーションシステムを用いた演習などを実施して参ります。

今後も、アグリテック企業との意見交換を進め、実効性があると判断される事業について、実施して参ります。


-----(質問)------------
 次に、千葉市の有害鳥獣問題についてです。  
1回目の答弁では、「ドローンでの空撮に より、イノシシの生息数及び生息分布調査も実施して参ります。」とのことでした。
イノシシの行動パターンは、日中、集落の耕作放棄地や林の周辺で数日から数週間滞在し、ある日突然、他の集落に移動してしまうと伺っています。
そして、しばらくして、また他の集落へ  移る行動をとるなど、その行動は市をまたがる広い範囲にわたる場合もあるとのことを 聞いています。
そのため、市境(しざかい)で、イノシシの侵入を食い止めることが重要と考えます。
そこで、お伺いします。
イノシシについて県や他市との連携についてどのようなことを行っているのか、お伺いします。

-----(答弁)------------
(経済農政局農政部農業生産振興課) 
(答弁)
イノシシについて県や他市との連携についてどのようなことを行っているのかについてですが、
本市としても、イノシシが広域で移動することが問題であることは認識しており、周辺の市としっかり連携して対応することが重要と考えております。そのため、本市、市原市、八千代市、習志野市の4市を含む関係機関、農家団体で組織する「千葉地域野生鳥獣対策連絡会議」において鳥獣被害の現状と対策について情報共有しておりますが、その中でも特に先進的なイノシシ対策を行っている市原市との情報交換に努めています。

加えて、本市と市原市、東金市、大網白里市の4市にまたがる地域において、千葉県が主体となって、「指定管理鳥獣捕獲等事業」として、「箱わな」や「くくりわな」を設置しイノシシの捕獲を実施しています。

 今後も、イノシシの行動パターンを研究した上で、他市との連携を含め効果的な対策を実施して参ります。


-----(意見と要望)------------

【3回目】

ご答弁ありがとうございました。
 3回目は、意見と要望を申し上げます。

 まず、主要地方道生実本納線の道路整備についてです。
本路線の未整備区間が完成すれば、緑区から京葉道路蘇我インターチェンジや国道16号へのアクセスが強化され、市内中心部をはじめ、東京や館山方面にも行きやすくなることから、緑区の住民は完成を待ち望んでいます。
職員の方には、もうひと頑張りしていただき、早期に完成させることを要望します。

 次に、ネクストコア千葉誉田工業団地開業に向けての地域周辺道路整備についてです。

誉田駅の周辺は、今回の産業用地整備を契機に、まちが生まれ変わるものと期待をしております。
ただ、全ての区画への企業の立地に至らなければ、十分な経済効果を発揮できないと考えております。事業者と連携して企業誘致にあたっていくとの御答弁をいただきましたが、当局におかれましては、早期に残り区画の企業誘致に注力していただけるよう、要望します。

また、地域周辺道路整備として、具体的な事業化に向けての検討の着手について御答弁いただきましたが、これまでの状況より、大きく前進したものと評価しております。道路が整備されることによって、立地する企業への万全な操業環境の提供とともに、地域住民の安心な暮らしの実現にもつながることができます。

産業用地整備は、道路など公共インフラ整備とセットではじめて成り立つことを念頭において、具体的な対策の実現に向けて検討を進めて頂くよう、要望します。
 
 次に、誉田地区の住宅開発に伴う小学校周辺の通学の安全確保について、です。
子どもたちが安全に通学できるよう、また親御さんたちが安心して送り出せるよう、一日も早い完成を望んでいますので、しっかりと取り組んでいただくことを要望いたします。

 次に、誉田駅北側の都市計画見直しについて、です。
誉田駅の北側は、住む場所、働く場所が整い、いよいよ拠点らしく、賑わいのある街に変わると、地元は期待を寄せています。そのためにも都市計画の見直しは何としても実現させなければなりません。

今現在、駅前の街区において地権者の合意形成を図っている段階であることは理解いたしました。この都市計画の見直しが、地域住民に喜ばれるものになるよう、当局の今後の取組みに期待いたします。

次に、誉田駅前道路と駅前広場と雨水幹線整備の進捗状況について、です。
平成19年度から用地取得に着手し、既に10年以上経過していますが、完成はおろか、工事着工にすら至っていない状況です。

一日も早い完成を目指すのであれば、予算を短期的に配分するなどの工夫をしていただき、早期に、誉田駅前広場や駅前道路を供用させることを要望いたします。

最後に、緑区地区ホールの建設について、です。
市では、緑区の地区ホール建設について、都市計画見直し等の動きもある中、民間施設を既存地区ホールに準ずる扱いが可能か、引き続き、研究していきたい旨の答弁がありました。

これまでも何度も申し上げてきましたが、地元には、駅周辺の活性化や利便性を向上することについて、強い期待があります。そのような中で、特に文化活動の発表の場である地区ホールは、大いに望まれている文化施設であり、地域の住民が利用しやすい文化施設は、緑区における地域活性化や文化振興に資する大切な、そして重要な役割を果たす施設であります。

市もしっかり汗をかいて、地域住民とともに地域の発展に取り組まれ、引き続き、市や地元にとって良い街づくりにつながるよう、緑区地区ホールの建設についても、真摯に 取り組まれることを、強く要望いたします。

 以上で、私の一般質問を終わります。
 ご清聴ありがとうございました。







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