緑区平川町 残存廃棄物の撤去を求める 千葉市議会議員 みす和夫 公式ホームページ

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みす和夫
 千葉市緑区に関連する情報・歴史・文化などを広く取り上げることにより、千葉市民ならびに支援者の皆様のお役に立てればと思っています。
 皆様からのご支援を賜れれば幸いです。
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残存廃棄物の撤去を求める

緑区平川町にある産業廃棄物の山、通称「平川富士」


緑区平川町に産業廃棄物の中間処分場がありました。平成13年6月に中間処理業の許可を取得し、営業を始めましたが、半年後には処理基準違反が確認され市産業廃棄物指導課の立ち入り検査を受けました。それでも一向に改善されず、平成18年8月に許可の取り消しになっています。

現在はこのように産業廃棄物の山となっています。

望遠レンズにて撮影

望遠レンズにて撮影

健康への影響も心配されます

 現在、廃棄物の飛散や悪臭、汚水の流出などがあり、このままでは地域住民の生活環境保全上支障が生じる恐れがあります。また、健康への影響も心配されます。
 本来なら所有者が廃棄物の撤去をするべき問題なのですが、所有者に資金が殆どなく当事者では処理することは事実上不可能となっています。処理には数億円が必要となっていることもあり、本来当事者が処理すべきものを税金で処理することは望ましくない、との見解になっています。
 それでも、このまま放置するわけにはいかないので、解決に向けて努力していきます。


平成19年千葉市議会議長 みす和夫へ要望書の提出

残存廃棄物の撤去を求める要望書

平成21年9月2日に市長へ「残存廃棄物の撤去を求める要望書」が緑区平川町内会より提出されました。






千葉市の今後の対応

平成21年第3回定例会で可決された補正予算の「地域環境保全基金積立金(地域グリーンニューディール基金)」を「不法投棄残存事案調査事業」として活用し、住民の生活環境上の支障等を判断するため、ボーリング調査、廃棄物調査、地下水の調査等を平成21年12月から翌年3月にかけて実施するとのことです。
今後、?産業廃棄物処理事業振興財団の「産業廃棄物不法投棄等への現状回復支援事業」の支援を受け、産業廃棄物の撤去を検討していくとのことです。


平成22年3月 定例会の一般質問

平成22年第1回定例会で緑区の産業廃棄物について質問しました。
「千葉福祉建設公社の廃棄物残存事案について調査の進捗状況は」

答弁
本年1月調査作業を開始、残存廃棄物の崩落等形状調査、廃棄物中のガス調査、廃棄物の組成調査 廃棄物の内部保有水調査さらに隣接地との敷地境界でのボーリングによる土壌、地下水調査を行った。

その結果廃棄物は地表から18メートル程度の高 さまで堆積され、著しい急勾配になっている斜面や敷地境界ぎりぎり まで堆積された場所があり廃棄物の一部崩落や雨水などによる流出が 確認された。

土壌調査の溶出量試験では全て基準を満たしていた。ま た地下水調査での有害物質の基準超過は確認されなかった。

 次年度以降の市の対応について環境省では、現在全国で残存産業廃棄物の支障状況調査を行っており、本市においても千葉福祉建設公社の支障状況調査を行い環境省から現状回復支援事業の支援を受けるための準備を進めています。

次年度以降は現状回復工法の検討 とその概算額を算出するための基本 設計を行い財団法人産業廃棄物処理事業振興財団と詳細協議を行います。 原因者負担が原則である事から、行為者や産業廃棄物搬入業者負担について強く求めて参ります。


平成22年 年内に代執行 平川町の産廃の山

平成22年9月13日、三須和夫は20回目の質問を行いました。緑区平川町にある中間処理場が産業廃棄物の山になっている。三須和夫はこの産業廃棄物の山を撤去をと十年議会で頑張ってきました。今回の質問で市当局は年度内に代執行する回答を引き出しました。


平川富士がいよいよ動きます!代執行3月から

平川町の皆様へ
平川富士がいよいよ動きます!
平川富士 代執行3月から(4割、1万8千立方メイトル)

三須和夫も平川町の皆様にご支援戴き感謝申し上げます。 早速でありますが、平川富士(産業廃棄物の山のこと)の撤去に向けた取り組みを平川町内会役員の皆様にも協力を戴き約10年取り組んで参りましたが、今回の11月29日から始まる第4回12月定例議会に平川富士を行政代執行を来年3月から(全体の4割、1万8千立方メイトルを撤去)約5億8千万賭けて撤去覆土する債務負担行為を設定することに決まりました。

工事期間は平成23年3月から24年1月位までに(約1年かかる) 近隣の地権者、またお住まいの皆様にご協力をお願いします。 私(三須和夫)も何度となく議会の場で平川富士の撤去を叫んで参りましたが初めは行為者負担の原則を進めると言うことで話は進みませんでしたが、地元の町内会の歴代役員の皆様の協力と三須和夫が議会で10年叫び続けたことが今回の代執行と言う回答が引き出せたと思います。

これからも地元の皆さんと共に住みよい環境を守って行こうではありませんか。

(千葉市議会議員 三須和夫)

平川富士 自主撤去 約10,000立方メートル

株式会社千葉福祉建設公社により放置された産業廃棄物は、排出事業者により約10,000立方メートルが自主的に撤去され、現在、44,000立方メートルが放置されております。




平川富士 平成24年1月から行政代執行に着手

【環境局長答弁】
廃棄物の選別作業及び搬出・処分については、6月までの6か月程を要します。その後、廃棄物の整形や覆土作業を実施し、同年10月を目途に行政代執行を終了予定。

行政代執行により、廃棄物を粗選別・細選別・風力選別・手選別を行い、可燃物、不燃物、再利用資源物の3分類に分別します。資源物は覆土材として再利用いたしますが、可燃物は市の清掃工場へ、不燃物は民間の最終処分場へ搬出処分し、合計で約13,000立方メートルの廃棄物を撤去いたします。 現地に残る廃棄物については、現在の高さ18メートルから約半分の10メートル程度の高さに整形いたします。有害ガス対策としてガス抜き管を設置するとともに、雨水が浸透しないように廃棄物全体を防水シートで覆い、1メートル以上の厚さに覆土を施します。   また、景観の保全と法面土砂の流出防止を図るため、覆土の表面を種子で吹き付けし、全面を緑化致します

その後の管理について
行政代執行後の現地の管理についてですが、基本的には行為者である土地所有者に管理を求めて参りますが、市としては、現地に囲いを設け実質的利用制限を図るほか、廃棄物処理法第15条の17の規定により生活環境保全上の支障が生じるおそれがあるものとして土地の区域を指定し、この場所での掘削や土地の形質変更を規制して参ります。  また、現地の監視指導の一環として、職員による法面等の点検やガスの測定を定期的に行い、安全性確保に努めて参ります



平川富士 平成24年1月31日 行政代執行に着手

千葉市では行政代執行は初めてです。

三須和夫が長年取り組んできた千葉市平川町の産業廃棄物不法投棄産廃の山(通称 平川富士)が、1月31日午前10時より行政代執行に着手されました。約13,000立方メートルを今年の10月までに除去する予定です。
行政代執行まできたことにホッとしております。市執行部の皆さんの協力と長年にわたり三須和夫を支えて頂いた関係者の皆様のお陰です。これからも地域の環境を守るのは地元の皆さんです。行政と住民で協力して不法投棄などない環境つくりに努力していくことが大切と考えています。

平川町内会会長中里氏が行政代執行に立ち会われました。

中里会長談
「15年位に渡り、通称平川富士(産業廃棄物の山)が地域住民にゴミの飛散、悪臭、ガスの発生など大きな問題でした。この度このように代執行で除去してもらえることは、千葉市や三須議員と歴代の町会長、役員の皆様初めご協力頂いた町内会全員の皆様のお陰と思います。子孫の為にも環境問題についても大変良かったと感謝しています。これからも不法投棄などみんなで監視して環境を守っていきたいと考えています。」

千葉市環境局資源循環部産業廃棄物指導課
緑区平川町における産業廃棄物不法投棄等残存事案に対する行政代執行の着手について

千葉市は、下記のとおり、緑区平川町1020番1の敷地にたい積された産業廃棄物を行政代執行により支障除去を行うこととしましたので、お知らせします。
  本事案については、不適正処理を行ったもの(以下、「行為者」という。)に対し、廃棄物の処理及び清掃に関する法律(以下、「法」という。)の規定に基づき、措置命令を発してきたところですが、履行されることなく現在に至っており、生活環境保全上の支障が生ずるおそれかおることから、法に基づき支障除去を行う必要があると判断し、本市で初めての代執行を行うことと致しました。
  なお、当該行為者及び不適正処理が認められる排出事業者に対し責任追及を行い、当該支障除去に要した費用の低減を図ります。
                    記
1 行政代執行の対象となる行為
 (1)行為地
    株式会社 千葉福祉建設公社 旧産業廃棄物中間処分場
    千葉市緑区平川町1020番1
 (2)行為者
    法 入 名 株式会社 千葉福祉建設公社
    実質行為者 神|奇 正行(平成20年3月事故により死亡)
    現代表取締役 神崎 桂一 他2名
 (3)行為の内容
 行為者は、産業廃棄物を受け入れ適正に処理することなく当該地に産業廃棄物を約54、0 0 0立方メートル放置したため、著しく急勾配にてたい積された産業廃棄物により、崩落の危険性及び有害ガスの発生等、生活環境保全上の支障が生じるおそれが認められる。

2 行政代執行の根拠となる法令
  法第19条の8第1項

3 行政代執行の内容
  (1)実施予定期間
    平成24年1月31日(火曜日)から同年10月31日(水曜日)まで




平川富士ゴミの搬出始まる 5月より

平成24年1月31日千葉市長より行政代執行がおこなわれました。
4月中旬よりゴミを選別するプラントが場内に設置され、いよいよ待ちに待った平川富士から選別(燃えるもの)不燃物(埋めるもの)が選別プラントを通過したゴミが出てきます。

選別現場はものすごいほこりと、臭いです。作業している作業員は防毒マスクをして働いています。大変な作業です。不燃物は20トンダンプで他県に運ばれていきます。今日も4台搬出予定だと説明がありました。また、可燃物は市の焼却場に持って行くと説明がありました。

6月1日三須と平川町内会、前中里会長と現鵜沢会長と市の担当課長と工事を請け負う佐藤工業の責任者立会いで、平川富士解体の様子を視察してきました。

雨の日はゴミが水分を含むと選別しにくいとの話で、はやければ今年の10月位には終わるとの説明でした。

私も平川富士について10年にわたり議会で膨大なゴミの撤去を地元の住民子孫が健康を害してはならないと思って戦ってきましたが、今、この平川富士の現場に立ち、何でもありみたいなゴミを目の前にすると身震いがする思いです。

「早くこのゴミを撤去しないと人体に害がないはずがない。」そう思う現場視察の気持ちです。早くきれいになった現場がみたいものです。

現場の様子を写真に収めてきましたので一部ですがご覧になって下さい。

町内会長と市職員と視察

町内会長と市職員と視察

ゴミ選別プラント

処分予定のゴミ山

プラントへゴミ入れ

廃プラの人力分別

可燃物排出

不燃物排出

搬出状況の報告

私は、搬出の状況について月1〜2回現場を見に行っています。今日平成24年8月29日カメラで撮影してきましたので現場の様子を見て下さい。

担当者は、予定通りの工程で進んでいると話していました。今年の11月頃には予定の搬出は終わると思いますとのことでした。写真を見ると大きな山が増えたように見えますが、ゴミを集めて分別機に入れるためだそうです。2/3くらい搬出したと話していました。

作業する人も暑い中、臭いが強く大変な作業でした。

(市民の皆さんで目を光らせて不法投棄がされないよう注意しましょう。)

市議 三須和夫より

平川富士崩落 大丈夫か

平成25年9月5日の豪雨により平川富士仕上げ作業中、大量の土砂が崩れる。

設計ミスか、大雨による自然災害か!私も8月下旬に市の監督に雨で崩落はないかと質問したところ、「大丈夫です。」また雨水が産廃に浸透は大丈夫かと聞いて、「大丈夫です。」との返答をもらった矢先の出来事です。

再び土砂が崩落しないようにするのか、今議会で一般質問をします。

産廃の上に防水シートをのせ、その上にセメントを混ぜた砂を1メートル位貼り付けて、その上に地滑りを抑える砂と針芝をまくという流れでした。

大雨に対する設計が甘かったのか、雨量が設計時点で計算が間違っていたのか、これから台風が大雨を降らせる時に、再度崩落とならないか心配です。

崩落前と崩落後の写真を掲載します。

崩れないようにネットを貼りセメントを混ぜた砂を貼り付けていくところ。
高さ約18mあった平川富士が約12mに整形された。この上に芝をまく。
9月5日の大雨により盛り土崩落 平成25年9月9日撮影

産廃の山から緑の山に変身



三須和夫が平成18年から平川富士(通称、産業廃棄物の山)の撤去に向けて辛抱強く行政に10回以上の質問を繰り返し行い、平成24年1月31日についに千葉市を動かし行政代執行にこぎつけた。

その後、産廃の塵を約1/3位搬出し整形が終わりました。

終わったといっても予算が6億円(国から補助金、業界、千葉市の資金)の中で出来ることで産廃の山から緑の山に変わったわけですが、平川町の先祖に申し訳ないかなと思うこと、緑(高麗芝)をきれいに蒔いて緑の山に見えますが、600坪の敷地に12mの山です。

雨水浸透公害問題や有毒ガスの問題などはクリアされていると千葉市の担当者の話です。これから先もしっかりと管理をお願いします。

3月25日、産業廃棄物指導課職員の案内で平川町歴代の町内会長が参加して完成内覧会が行われました。平川町の役員の方からもいろいろと心配な質問も出ていました。職員から丁寧に説明を受け理解されたようでした。

これからも地域の皆さんとしっかりと監視していきたいと思います。

みどりの山の写真を掲載します。




行政代執行の終了

緑区平川町における産業廃棄物不法投棄等残存事案に係る行政代執行の終了について

千葉市は、旧産業廃棄物中間処理場敷地内にたい積された産業廃棄物について、行政代執行による生活環境の保全上の支障(※)の除去を終了しましたので、お知らせします。

1. 行政代執行地
緑区平川町1020番1
株式会社 千葉福祉建設公社 旧産業廃棄物中間処理場
2. 行政代執行の実施期間
平成24年1月31日〜平成26年3月10日
3. 行政代執行により市が行った措置
当該地に放置されていた産業廃棄物約4万6千平方メートルについて
(1)約9,300立方メートルを搬出・処理した。
(2)有害ガス対策として、産業廃棄物内のガスを捕集するためガス抜き管を設置するとともに、産業廃棄物と雨水が接触しないよう遮水シートを敷設した。
(3)産業廃棄物を高さ12mに整形し、覆土や緑化を実施した。
4. 行政代執行地の今後の現場管理
(1)平成26年3月20日、管理権を株式会社千葉福祉建設公社に戻した。
(2)同日、廃棄物処理法に基づき、掘削等の行為を規制する区域に指定した。
(3)定期パトロールを実施し、産業廃棄物の掘削等生活環境の保全上の支障のおそれをもたらす行為がされないよに監視していく。
5. 行政代執行に要した事業費と費用の回収状況
(1)事業費及び支援金
 費用総額 約6億500万円 うち財団(※)からの支援金 約3億8,000万円(見込み)
              千葉市負担額    約2億2,500万円
                 (費用納付 2,088万円を含む)
(2)排出事業者による自主撤去及び費用回収の状況
排出事業者数 量又は金額
自主撤去 64者 約10,450?
費用納付 75者 約2,088万円

なお、措置命令を履行せず、行政代執行に要した費用の納付命令に従わなかった排出事業者3者(約100万円)および叶逞t福祉建設公社等計4者(約6億500万円)に対して強制徴収手続きを実施する。


※生活環境保全上の支障
 ・廃棄物の崩落・飛散・流出のおそれ
 ・有害ガス及び悪臭物質の飛散のおそれ
※財団 公益財団法人 産業廃棄物処理事業振興財団

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