千葉市議会での記録平成12年から 千葉市議会議員 みす和夫 公式ホームページ

千葉市緑区を考える
みす和夫
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誉田駅橋上化までの歩み
はじめに-
外房線と誉田駅の生い立ち-
市議会での記録平成7年〜平成11年-
市議会での記録平成12年〜平成17年-
着工から完成まで-
あとがき
誉田駅橋上化
回目の質問(平成12年第4回定例会 H12.12.12)

誉田駅橋上化と駅周辺の街作りの基本的考え方と進め方を質問。 回答:誉田駅周辺の課題を調査し13年度に具体的な事業計画を作成する予定。 

 −−−−−−次に、誉田駅周辺の街づくりについてお尋ねします。
 私は、この壇上で過去5回、誉田駅周辺の街づくりについて質問しましたが、その都度当局より前向きな答弁をいただき感謝しているところであります。御存知のとおり、誉田駅周辺は誉田駅を拠点とし、駅南側の大網街道を中心に栄えてきた地域であります。都市基盤整備の遅れから、通勤通学の時間帯は、主要交差点を初めとし、多くの道路で交通渋滞が発生し、沿道環境の悪化が懸念されております。さらに、地区の中心拠点であります誉田駅は、南側のみの改札口であるため、北側地域からの利用は、東西に迂回を強いられる状況にあります。そのため、駅利用者の利便性に劣るばかりか、JR外房線による南北分断が地域の活性化の妨げとなっております。   当局におかれましては、これらの問題を解決するため真摯に取り組んでいただき、昨年の第4回定例会におきましても、誉田駅周辺の街づくりについて質問をしたところ、駅舎の橋上化を初め、駅前広場や道路整備を行うとして、整備するとの答弁でありました。これらの整備には、相当の期間と財源が必要と思われますが、地域住民の長年の願いですので、一刻も早く事業に着手することを望むところであります。
そこでお伺いいたします。まず、誉田駅周辺の街づくりの基本的考え方と進め方について、どのように考えているのか伺います。

○建設局長答弁  

 誉田駅周辺の街づくりの御質問にお答えいたします。初めに、街づくりの基本的な考え方と進め方についてでございますが、昨年の第4回定例会において御答弁申し上げましたが、誉田駅舎の橋上化を核とした南北の駅前広場や、駅への新たな連絡道路の整備を先行して実施することを基本として考えております。現在、誉田駅周辺の課題を調査、整理することを目的とした基礎調査を実施しております。さらに平成13年度には、詳細な調査を行い、具体的な事業計画を作成する予定でございます。

回目の質問(平成13年第4回定例会 H13.12.13)

 説明会で示された、短期事業整備のスケジュールを現在どう考えているか、又事業計画策定に当たり地元住民の意見をどう反映するかを質問。 回答:駅橋上化及び南北自由通路の整備、駅前広場の整備は平成17年度の完了を目途に努力。

 さて、街づくりの短期事業としては、誉田駅舎の橋上化及び南北自由道路の整備、南北駅前広場の整備、駅北側幹線道路整備等、計画立案されているところでありますが、こうした交通結節点としての駅の利便性向上のためにの施策や都市基盤整備の原点とも言える道路整備を先行することは、この街づくりの起爆剤になると確信をするものであります。
一方、誉田駅の北側には、市街化調整区域が広がり、そこには明治大学の用地30ヘクタール、東武鉄道の所有する40ヘクタール、大規模な用地が存在しております。地域全体の将来的な町づくりを計画的に進めていくには、これらの土地利用の動向が重要な要素となってくるものと考えられます。当局におかれましては、誉田地区の現状を踏まえ、地権者との密接な連携を図りながらその動向を的確に見きわめ、誉田地区住民の総意である安全で快適な街づくりの推進のために、今後とも熱意を持って協議、検討を進められますよう、強く要望するものであります。また、道路整備を中心とした街づくりを計画的に進めるには、事業用地の取得が必要不可欠であります。当局の皆様の御苦労も察するに余りありますが、とりわけ、事業協力者の生活再建には十二分に配慮していただき、地元住民の熱い思いに一日も早くこたえられるよう、なお一層の御努力を切に願うものであります。さらに、こうした街づくりには行政が常に先導的役割を担う必要があると思いますが、その過程におきましては、地元住民との十分な話し合いを持ち続けていただきたいと存じます。
 そこでお伺いいたします。説明会で示されました短期事業の整備スケジュールを、現在どのように考えているのか。また、事業計画の策定に当たり、地元住民の意見をどのように反映するのか。以上、2点について伺うものであります。

○建設局長答弁

 誉田駅周辺の街づくりについてお答えいたします。短期事業の整備スケジュールでありますが、誉田駅舎の橋上化及び南北自由通路の整備、駅前広場の整備につきましては新5か年計画の最終年度である平成17年度の完了を目途に、また、駅北側の幹線道路整備につきましては、平成17年度末の一部供用を目途に努力してまいります。
 次に、事業計画の策定に当たり、地元住民の意見をどのように反映するのかについては、誉田駅周辺の自治会の代表や交通事業者などで組織する街づくり協議会を来年1月に設置する予定であり、その中で地元のご意見を聞くとともに、地区住民に配布いたしました街づくりニュースに添付の意見はがきで寄せられた御意見を参考とし、事業計画を策定してまいりたいと考えております。
回目の質問(平成14年第3回定例会 H14.10.2)

 誉田駅橋上化の進捗状況と完成予定を質問。 回答:現在JRと設計協議を進めている完成は17年度完成を目途に努力。

 私は、この壇上で、幾度となく誉田駅周辺の街づくりについて質問を行ってまいりました。その都度前向きな答弁をいただき、大変感謝をしているところであります。当局におかれましては、誉田駅周辺の状況については十分把握されているところであると思いますが、いま一度、この現状を述べさせていただきます。
 誉田駅周辺は、道路整備が遅れたことから、主要交差点を初めとし、多くの道路で交通渋滞が発生しているほか、道幅も狭く、歩道もなく、安心して歩くことさえもできません。また、誉田駅では、改札口が南側1ヵ所であり、駅前広場も手狭であるために、地域の拠点である誉田駅が非常に利便性の悪い状況となております。こうした都市基盤の整備の立ち遅れによりまして、住環境の悪化や町自体が潜在的に持っている活力が生かされておりません。
 そこで、私は、こうした状況を打破し、地域独自の個性を持った魅力のある街に誉田地区を再生するため、行政と一体になり、今後ともその実現に向けて努力してまいる所存であります。本市は、12年度より誉田駅周辺地区まちづくり事業計画の基礎調査を開始し、これまでに街づくりの構想を定め、その中で短期的に取り組む事業として、誉田駅舎の橋上化、南北自由通路の整備、北口駅前広場の整備、駅北側の幹線道路の整備、駅周辺の渋滞交差点の改良を行うことを決定し、具体的な整備計画案を地元に提示していただいたところであります。
 2年間の短期間でこうした成果を挙げていただいたことを高く評価しております。とりわけ計画を定めるに当たり、地域住民の意見を聞く場所として、誉田駅周辺まちづくり協議会や駅北側道路検討会などを設け、その過程を地域住民に情報提供するため、まちづくりニュースを作成し、各戸に配布し、住民参加の街づくりを進めていることは大変有意義なことであると考え、今後も一層の努力をお願いします。
 また、これから事業計画がより具体的になればなるほど、関係権利者など個々の課題がクローズアップされてくるのは確実であり、課題解決のために、微力ながら、私を含め地元も協力いたしますので、当局も事業を速やかに確実に進め、最大限の努力をお願いするものであります。   さて、本年度につきましては、国の補助事業として採択を受けるために、誉田駅周辺まちづくり事業計画の策定や用地買収に必要な用地測量を行うと伺っておりますが、地元住民は、今後の事業展開についても高い関心を持っております。さらに、橋上駅舎や北口駅前広場などをより有効に活用する視点で、街づくりを検討する必要があると考えます。
 そこで2点ほど伺います。まず1点目は、誉田駅橋上化の進捗状況と完成予定について伺います。

○建設局長答弁

 緑区の諸問題についてのうち、所管について順次お答えいたします。まず、誉田駅橋上化の進捗状況並びに完成予定でございますが、現在、JR千葉支社と橋上駅舎及び南北自由通路に関する設計協議を進めており、今後は施工に関する協定を締結し、平成17年度の完成を目途に努力してまいります。
 次に、町づくりに向けた積極的な都市政策についてでございますが、北口駅前広場の整備や関連道路網の整備としての北口駅前道路新設に合わせ、用途地域の変更につきましても、現在の土地利用及び今後の土地利用のあり方など、地元住民の意見を伺いながら検討してまいりたいと考えております。
 次に、都市計画道路誉田駅前線の調査の進捗状況でございますが、昨年度に実施しました道路概略設計をもとに、さらに調査検討を深めております。今年度は、より詳細に現地の地形や土地の利用状況等を把握するため、現在、現地測量を実施しております。今後の事業スケジュールでございますが、地元の御意見や要望を伺いながら道路設計を進めるとともに、公安委員会や他の関係機関とも協議調整して、できるだけ早期に事業着手するよう努力してまいります。
地元の皆さんへ
皆様のご支援のお陰でJR誉田駅が生まれ変わります。
回目の質問(平成16年第1回定例会 H16.3.1)

 今後は、誉田駅舎の橋上化及び南北の自由通路の整備、北口広場の整備、駅北側の幹線道路の整備といった各種事業を速やかに、かつ確実に推進することを希望いたします。そこでお尋ねいたしますが、1点目は、誉田駅周辺のまちづくり事業の進捗、特に用地買収の進捗状況についてお尋ねします。2点目は駅舎の橋上化及び南北自由通路の工事着手時期について伺います。3点目は、南北自由通路の階段を、南口前広場の千葉側にも設置する見通しについて。
 以上、3点についてお尋ねいたします。

○市長答弁

 ただいま、自由民主党千葉市議会議員団を代表されまして、三須議員より市政各般にわたる御質問をいただきましたので、順次お答えします。次に、JR誉田駅周辺についての御質問のうち、1点目及び2点目は関連がありますので、一括してお答えします。
 誉田駅周辺まちづくり事業については、平成15年3月に国庫補助事業として新規採択されました。事業を進めるに当たりましては、駅舎の橋上化と自由通路の整備を第一と考え、北口駅前広場から用地買収に着手いたしました。現在までに全体面積2万5、419平方メートルのうちの20%、5、147平方メートルを買収しております。また、15年9月には、JR千葉支社と駅舎の橋上化などに関する基本協定を締結し、現在、設計などの協議調整を行っており、橋上駅舎及び南北自由通路の工事着手は、16年9月を予定しております。

10回目の質問(平成17年第1回定例会 H17.3.2)

 次に、誉田駅橋上駅舎及び南北自由通路について伺います。誉田の町を魅力ある街に再生するために、平成15年度から事業に着手された誉田駅周辺まちづくり事業は、北口駅前広場用地の造成工事がおおむね完了するなど、着実に推進されております。特に昨年12月に、誉田駅の仮駅舎が供用されてから、いよいよ誉田駅の橋上化が実現するものと地域住民も大いに喜んでおり、これまでの市当局の努力に敬意を表するものであります。橋上駅舎工事に当たりましては、駅を利用しながら施工となることから、安全対策を徹底するとともに、駅利用者への不便を極力少なくする為、必要な予算を確保して効率的に施工することで、工事期間を短縮すべきと考えております。
 そこでお尋ねいたしますが、南北自由通路は、バリアフリーの点から、どのような施設が整備されるのか。   2点目は、北口駅前広場の施設概要についてお尋ねいたします。

○市長答弁

誉田駅橋上駅舎及び南北自由通路の整備についてお答えします。初めに、南北自由通路についてですが、自由通路にはバリアフリーの観点から、南側、北側の双方にエレベーターとエスカレーターを1基ずつ設置するほか、エレベータの位置を知らせる音声誘導装置も設置いたします。また、階段の段差を色彩などで認識しやすくするほか、階段や自由通路の壁面には手すりを設け、手すりの端には、現在の位置を確認できる点字を張りつけるなど、すべての人々が安全で安心して利用できる施設整備に努めます。次に、北口駅前広場の施設概要ですが、駅前広場面積は約4、000平方メートルで、バス条項場3カ所、タクシー乗車場、降車場各1カ所、自家用車などの乗降場7台分のほか、自由通路のエレベーター近くには身体障害者用乗降場を1カ所設置します。さらに、それらの乗降場と自由通路間の歩行経路には、シェルターを設置いたします。また多機能トイレや自転車駐車場も設けることにしております。
誉田駅橋上化の裏話
 40年かかってしまったのはなぜ?

 土気、鎌取、浜野の駅橋上化は地権者と受益者の負担による土地区画整理により費用が捻出され作られました。当時3駅の周辺は開けておらず土地の区画整理は容易で、千葉市からの資金は南北自由通路分、およそ5〜6億円で済みました。
しかし比較的平らな土地が多く、歴史がある誉田は、昭和32年頃から川崎製鉄のベッドタウンとなり、区画整理以前に住宅が立ち並んでいました。 このことにより「区画整理が困難」=「地権者、受益者負担による駅橋上化資金が困難」の図式が出来上がってしまったのです。

 そしてみす和夫が立ち上がり、市会議員として何度となく議会で質問を続け、更に関係省庁に足繁く通い、国会議員にお願いをして、ようやく「街作り支援事業」と言う補助金の窓口の設置まで至り、これを元に、平成11年3月、千葉市議会で誉田駅の橋上化が決定しました。

 駅橋上化、駅前広場、周辺道路の整備で250億円の予算が必要とされています。これが40年の歳月がかかってしまった理由です。
はじめに-
外房線と誉田駅の生い立ち-
市議会での記録平成7年〜平成11年-
市議会での記録平成12年〜平成17年-
着工から完成まで-
あとがき