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千葉市緑区を考える
議会活動のあゆみ

28.

平成 28年12月 第4回 定例会 会議録


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1 千葉市の農業について

1農業委員その他について
2 緑区の諸問題について
 (1)産業用地整備支援事業について(明治大学農場)

 (2)誉田駅南駅前広場について

 (3)都市計画道路 大膳野町〜誉田町線について

  (4)誉田駅北側の用途地域の見直しについて




 自由民主党、千葉市議会議員団 三須和夫でございます。
11月22日午前5時59分ごろ発生した福島県沖のM7.4の地震は、5年前の東日本大震災の記憶を甦らせ、津波警報や、けたたましいサイレンの音で緊張が高まりました。過去の経験を教訓に、各地の自治体は相次いで避難所を開設し住民らは高台に駆け上がり、津波被害から逃れました。課題は高齢者や障害者等の弱者の避難のあり方、車による道路渋滞対策等です。千葉市でもこの課題については地域・町会の方々と共に真剣に検討すべきと考えます。

それでは通告に従いまして一般質問をさせて頂きます。
◎ なお、通告しておりました「高齢者施設における事業所ごみ処理料金値上げによる影響について取りやめさせて頂きます。

千葉市の農業について(1回目)

農業委員会改革について伺います。
近年、私は、農業問題、特に農業委員会改革について、質問して参りましたが、今回も本市農業の一層の発展を願い、60年ぶりと言われる大改革への本市の取り組みについて、質問いたします。

昨年9月、「農業協同組合法等の一部を改正する等の法律」が、公布され、6次産業化、農地の集積、農地利用の最適化等、農政改革が成果をあげ、経済主体等が積極的に活動できる環境を整備していくために、農業協同組合・農業委員会・農業生産法人について見直しが行われました。

これにより、今年の4月から「農業委員会等に関する法律」も一部改正され施行されたところです。

いうまでもなく、日本の農業は大変厳しい状況にあり、このままでは、さらに衰退が進んでしまいます。

さらにTPPの問題も先が見えてこず、農業者の方々は多くの不安を抱えております。

 現在の農業の最大の課題は、農地の減少と荒廃化、そして、担い手である農業者の大幅な減少、つまり「土地と人」であります。
 昨年の農林水産省の調査によれば、全国の農業者は、5年前と比べ2割減少し、平均年齢も60代後半で、65歳未満の農業者は3割強しかおりません。
また、新規就農者も耕作面積も減少しております。
こうした現状に歯止めをかけるカンフル剤として、 法改正が、なされたところですが、実際に本市で効果が上げられるかどうかは、改正された法律の運用次第であります。

 改正法では、農業委員については、地域の農業をリードする担い手が透明なプロセスを経て確実に農業委員に就任するようにするために、公選制を廃止し、市長が市議会の同意を得て任命する方法に改め、その際、農業委員の過半数は、原則として、認定農業者でなければならないとされました。
 また、新たに、農業委員とは別に、担当区域における農地等の利用の最適化の推進のための現場活動を行う農地利用最適化推進委員が設けられました。
本市でも、来年の7月から、初の公募による選任を経て、この新体制に移行することになります            

そこで、質問します。

 新体制発足まで、残り約7月となりましたが、

@農業委員等の選任に係るスケジュールはどのように計画されていますか。

A二つに、農業者等には、新しい制度が、まだ十分に浸透していないように思います。また、農家ではない市民の方は、全くと言っていいほど、知られていないと思います。
つまり、応募者があまり出てこないことが懸念されますが、法改正の趣旨に沿って、幅広く多くの応募者を募るために、どのようなことを行っていくのか。

B三つに、60年ぶりと言われている今回の大改革ですが、具体的に農業委員会はどのように変わっていくのか。
今回の改正で、従来の建議が廃止され、代わって意見書の提出が義務付けられましたが、C意見書提出に対して、どのような対応をしていくのでしょうか。
五つに、同じく今回の改正で、「農地利用の最適化の推進に関する指針」の策定も位置づけられたようですが、D指針はどのようなもので、どのように対応していくのでしょうか。


-----------(答弁)-----------
 千葉市の農業についてお答えします。
まず、@農業委員等の選任に係るスケジュールですが、現在、募集要項及び応募書類、周知啓発物等の準備を進めており、年明け早々には、募集に係る広報啓発を開始し、約2か月の周知期間を取った後、3月中旬から1か月間、募集を受付する予定です。
その後、選考委員会による選考を経て、農業委員については、6月の第2回定例会にお諮りし、現委員の任期満了の翌日となる7月20日に市長からの任命を予定しております。
農地利用最適化推進委員については、6月の農業委員会総会に委員候補案をお諮りし、7月20日に就任する新たな農業委員による最初の総会での委嘱を予定しております。

次に、A幅広く多くの応募者を募ることについてですが、
まず広報活動として、1月に市政だよりに掲載するとともに、農業委員会だより募集特集号を臨時発行するほか、公共施設や農業団体等へのポスター掲出により、全農業者及び多くの市民に幅広く周知を図って参ります。
また、市内各地域での説明会の実施や、認定農業者、農業団体、女性農業関係者、農業法人等へ、推薦・応募の勧奨を行い、制度の周知と理解を深めるとともに、応募を募って参ります。
特に、女性や若年層をはじめ、次代の本市農業の担い手となる方々に訴求できるよう働きかけて参ります。

 次に、B農業委員会はどのように変わるのかについてですが、60年ぶりと言われる大改革となる、今回の法改正の目的は、農業をめぐる諸情勢の変化等に対応して、農業の成長産業化を図ることであり、そのための基盤となる「農地の確保」「その農地を耕作する後継者・新規就農者等の確保」が農業委員会の主たる法定業務として位置付けられました。
 これにより、これまでの農地法等に係る許認可という受動的な業務から、積極的な農地の確保と保全、また後継者や新たな農業参入者の確保といった能動的な施策展開へ、農業委員会の業務は大きく転換し、農地の保全は勿論のこと、その有効活用、そして耕作に繋がる後継者や新規参入者等の発掘と育成まで、一貫した農業振興行政を進めていくこととなります。
 具体的には、就農に繋がる相談会や説明会、農業体験などのイベントを開催していくとともに、新たに設ける農地利用最適化推進委員による地域に根差した現地活動を中心に、農地の集積集約を積極的に図り、また、遊休農地の防止・解消にも努めて参ります。

 次に、C意見書についてですが、
改正法では、農業委員会の主たる業務となった農地利用の最適化の推進について、関係行政機関又は関係地方公共団体に対し、農地等利用最適化推進施策の改善についての具体的な意見を提出しなければならないこととされました。
また、この意見書の提出については、新農業委員等による新体制への移行前も適用になります。
千葉市農業委員会としても、今後、1月に予定する農業者と農業委員の対話会などにおける意見等も参考としながら、農業委員による協議を進め、3月には関係行政庁等へ提出して参ります。

 最後に、D農地利用の最適化の推進に関する指針についてですが、具体的には、農地利用の最適化の推進の基本となる、遊休農地の解消面積や農地の集積・集約面積、また、個人及び法人の新規参入者数等について、それぞれ3年後、5年後等の目標数値を設定するとともに、その達成に向けた具体的な取組手法を定めるもので、農業委員会、特に農地利用最適化推進委員については、この指針に沿って活動を展開していくことになります。
 指針は、来年7月に就任する農地利用最適化推進委員の意見を聴いて定めていくこととなりますので、新農業委員及び農地利用最適化推進委員就任後、速やかに策定できるよう、現在、草案を検討しているところであります。

以上でございます。
-----------(ここまで)-----------




緑区の諸問題について

(1)産業用地整備支援事業について

私は、誉田地区をはじめとした、緑区の活性化のため、長年にわたり力を尽くし、市当局に対して賑わい創出及び周辺のインフラ整備についての働きかけを行ってまいりました。

今般、我が会派の、産業用地整備支援事業についての代表質問に対し、「千葉外房有料道路高田インターチェンジ周辺地区の開発案件として1件の応募があり、現在審査会からの答申を受けて認定可否を判断しているところ」との答弁がありました。
この産業用地開発案件が実現した場合、誉田地域をはじめとした周辺の地区に非常に大きな効果を与えるものであり、私が初当選以来、長年にわたって訴えてまいりました、地元雇用やにぎわい創出に大いに資するものではないかと期待をしているところであります。

そこで質問しますが
 千葉外房有料道路高田インターチェンジ周辺地区については、その地域特性を鑑み、どのような産業を誘致することがふさわしいとお考えなのでしょうか。

また、当地区を産業用地として開発をすることになる場合、地域の方への説明や周辺環境への配慮が特に必要になると思いますが、具体的にはどのように進めていくのか質問します。


(2)誉田駅南口駅前広場について
次は、誉田駅南口駅前広場について質問いたします。

JR誉田駅は、明治の開業以降、鉄道やバスなどの乗り換え・乗り継ぎが行われる場所として重要な役割を果たしてきました。

そして、10年前の平成18年3月に、初当選以来取り組んできた待望の橋上駅舎にリニューアルし、新たな時代がスタートしました。

平成20年3月には、北口駅前広場が完成し、バス、タクシー並びに一般車スペース及び自転車駐車場が整い、駅前広場として十分な機能を持ち、駅へのアクセスなど交通環境が改善され、乗降客数は、約13,400人を有する駅となりました。

 一方、現在の南口駅前広場は、全体として面積が狭く、一般車スペースがないため、朝夕の通勤・通学時には、バス、タクシー並びに一般車が混在し、車道部を歩行者が通行するなど、動線が重なっている状況で、いつ事故が起きるか心配であり、駅前広場としての機能を充実させることが、必要であると考えております。

 本年、第2回定例会の私の一般質問において、「本年度から駅前広場用地の買収に着手する」との答弁を頂き、これで、やっと新しい駅前広場の実現への第一歩を踏み出したと、感じた次第であります。

そこで、新たな駅前広場について伺います。
一つに、駅前広場は、どのように改善されるのか。
二つに、既存の自転車駐車場は、改良されるのか。


(3)都市計画道路 大膳野町〜誉田町線について

次に、都市計画道路 大膳野町誉田町線について質問いたします。
 本道路は、市原市ちはら台と大網街道を連絡する幹線街路として、平成11年度に事業着手してから17年が過ぎ、本年度ようやく全面開通の予定と聞いております。
 これまでの関係者の方々のご尽力にお礼を申し上げます。

 さて、現在、ちはら台やおゆみ野並びに周辺の生活道路から大網方面に向かう交通のほとんどは、大膳野町誉田町線と並行する市道誉田町55号線を経由し、誉田郵便局前交差点を通過しております。

道路が完成すると、これらの車両が大膳野町誉田町線へ流れるものと想定されますが、新たにできる大網街道との交差点と誉田郵便局前交差点との距離は、わずか70メートルと短いことから、新たな交通渋滞が発生するのではないかと、心配しております。そこで、伺います。

一つに、大網街道に新たな交通渋滞が発生することはないか
また、地元の方々は、長年、本事業の完成を待ち望んでおりました。そこで、確認のため伺います。
二つに、供用時期と整備効果について


(4)誉田駅北側の用途地域の見直しについて    

誉田駅の北側では、住宅を主体とした大規模な宅地開発が着々と進み、誉田駅を利用する新たな住民が増加し、新しい街並みが出来てきております。

また、千葉外房有料道路高田インターチェンジ近くで検討されている産業用地整備も期待するところであります。あと何年かすると、産業用地が造成され、新しい会社が建ち始め、働きに行く人も増えてくるものと思われます。

このような状況において、誉田駅の利用者が今後急速に増加することは明らかであります。都市計画マスタープランでも今後のまちづくりとして誉田駅周辺を地域拠点にしていくとしている訳ですから、誉田駅北側地域にスーパーや生活利便施設が必要不可欠であります。

新しい住民や就業者が困らないよう、また住んで良かった、働いて良かったと思える環境を整えることが、まちづくりではないでしょうか。

誉田地域の賑わい創出や生活利便性を向上させる施設の立地に向けた用途地域の変更について検討をお願いします。

そこで質問いたします。

誉田駅北側の用途地域の見直しをどのように考えているのか伺います。

これで1回目の質問を終わります中身のある答弁をお願いします。

-----------(答弁)-----------

 はじめに、(1)産業用地整備支援事業についてお答えします。

 まず、千葉外房有料道路高田インターチェンジ周辺地区の地域特性を鑑み、どのような産業を誘致することがふさわしいのか、についてですが、当該地区は、千葉外房有料道路のみならず、千葉東金道路高田インターチェンジにも近く、事業活動を行う上で、交通アクセス面での利便性が高いものと認識しています。また、住宅地やJR誉田駅も近く、立地企業にとっては、雇用の面においても優位性があり、幅広く企業ニーズに対応出来る立地条件を兼ね備えているものと思われます。

 しかしながら、住宅地や小・中学校も所在していることから、産業用地の開発を進めていくにあたっては、周辺環境への配慮が特に必要であるものと考えております。

 従いまして、大型車両が多く通行する事が想定される物流施設では無く、近隣住民の雇用が期待出来、且つ周辺環境への負荷が比較的小さい、製造業の工場や研究開発施設が適していると思われます。

 事業者より提出された開発計画を改めて精査の上、事業者が誘致・分譲を計画している業種が地域と適合しているかどうか、個別企業の選定プロセスも含めて検討してまいります。

 地域の方への説明や周辺環境への配慮についての進め方についてですが、開発に当たっては、事業者は、本市からの認定後、速やかに開発事業の概要を地域の皆様にお知らせした上で、開発許可手続き等の進捗にあわせて、事業内容の詳細、及び進入道路やインフラ整備にかかる周辺開発・整備に関する説明を適宜実施していくこととなります。

 まず事業者は、開発計画の概要やスケジュール、及び事業コンセプト等をお知らせします。

 その後、開発許可手続き等の進捗に応じて、工事中における配慮事項の他、どのような業種の企業を誘致していくのか、また地域への配慮や周辺住民の皆様への安全対策、環境対策、及び今後の立地企業と地域とのつながりを持つための取組みについての説明を、住民説明会を開催するという形で、適宜関係する地域住民の皆様へ実施していくこととなります。

 本市としましても、認定した事業者が地域の皆様への説明責任を十分に果たしていくよう、丁寧に指導をしてまいります。



 (2)誉田駅南口駅前広場についてお答えします。
まず、駅前広場は、どのように改善されるのかについてですが、

 既存の駅前広場は、大網街道と鉄道との間隔が狭いことから、計画では、現在の自転車駐車場用地等を活用し幅を広げ、千葉側をタクシースペースとして、現在の4台から11台に増設いたします。

また、大網側には、一般車スペースを新設し、そのうち、身障者乗降場を、1台分確保することとしております。

バススペースについては、大網街道を挟んだ南側に、バスロータリーを整備し、路線バスと高速バス、合わせて3台分の乗降場を確保することとしております。

なお、バス利用者は、大網街道を渡らず、バス停からペデストリアンデッキを介し、駅2階の改札口に直接移動できるようになります。

こうしたことから、歩行者と自動車との動線が分離される等、安全性が高まり、交通結節機能が、大きく改善されるものと考えております。



 既存の自転車駐車場は、改良されるのかについてですが、

 現在の自転車駐車場は、新設するバスロータリーの隣に、移設する計画としており、自転車利用者の安全性の向上を図るため、誉田駅前線などに自転車レーンも合わせて整備することとしております。

 なお、自転車駐車場の収容台数や構造については、周辺の自転車駐車場の需要等を鑑み、整備時期に適切に判断して参ります。

次に、(3)都市計画道路大膳野町誉田町線についてお答えいたします。

まず、大網街道に新たな交通渋滞が発生することはないかについてですが、

交通の円滑な流れと安全を確保するため、新たにできる大膳野町誉田町線と大網街道との交差点に信号機を新設し、右折レーンを設置するとともに、近接する誉田郵便局前交差点にも、新たにみなし右折レーンの設置をすることとしております。

さらに、2つの交差点を車両がスムースに通過できるよう、最適な信号現示に調整することとしております。

なお、シミュレーションでは、誉田郵便局前交差点における大網方面への渋滞長約50メートルが、解消される結果となっております。

供用時期と整備効果についてですが、

まず、供用時期については、平成29年3月末の供用を予定しております。

また、整備効果については、
ちはら台やおゆみ野方面と大網街道が、新たに4車線道路で繋がることから、大網街道へのアクセスが改善され、利便性が図られます。

 また、市道誉田町55号線を通過する車両の8割以上が、大膳野町誉田町線に転換し、誉田郵便局前交差点における市道誉田町55号線の渋滞長約130メートルが解消されるとともに、周辺生活道路の通過車両も排除されることから、歩行者の安全性や住環境の向上が期待できます。

緑区の諸問題についてのうち、(4)誉田駅北側の用途地域の見直しについてお答します。

誉田駅の北側の用途地域の見直しについてどのように考えているのかについてですが、人口減少、少子超高齢社会に向かう、これからの都市づくりにおいて、まちの玄関口である駅を中心とした徒歩圏内に、市民が日常生活を送るうえで必要な諸機能が集まり、利便性の高い拠点を目指すことが、今まで以上に求められるものと考えております。

誉田駅の北側の用途地域は、駅前広場の隣接地を第1種住居地域としており、市民の生活に必要な一定規模の商業施設の建設を可能とする地域としております。しかしながら、駅前広場の隣接地以外は、良好な居住環境をより重視する第1種低層住居専用地域としております。

この地域の将来性を展望しながら用途地域を見直しするに際しては、地域の特性や周辺部の開発状況などを慎重に見極め、地域の生活環境を維持した上で、利便性を高めることが必要であります。

今後は住民の方々の意向を踏まえながら、この地域にふさわしい商業や事務所機能などの立地が可能な用途地域を検討して参りたいと考えております。



-----------(ここまで)-----------


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 農業委員会についてですが、要望です

 先ほどの答弁で、おおむね理解できましたので、2回目は要望を申し上げます。
今回の改正に伴う委員等の選任や最適化の推進に向けた事業展開は、初めての事務であり、大きな改革をしていく上での基盤となる部分です。

十分な準備と慎重な取り組みにより、遺漏の無いように進めてください。そして法改正の趣旨が活かされた選任になるようにお願いします。

 法律は最低限のきまりを定めたものであり、肝心なのは本市において、いかに法改正の趣踏まえた運用をしていくかであります。

 首都圏における本市がおかれた農業の現状を十分に把握した上で、一番効果的な事業展開をしていく。それも強力に。

 そのためには、役所全体で総合的観点から対応していくことが不可欠です。
今回の改革への対応も、市、一丸となって強靭な力を発揮しながら取り組んでいただきたいことを要望します。

 そして、現在、予算編成も終盤に入っていると思いますが、大きな改革を行っていく上で、いわゆる「人・モノ・金」は、ある程度は必要であります。
 厳しい財政状況の中ではありますが、法の趣旨に鑑みた事業展開となるよう、「三人寄れば文殊の知恵」とは申しますが、限られた予算等の中でも知恵を出して、目標に向けて尽力いただくようお願いします。

 今までも、強く訴えて参りましたが、何より大切なのは、農業に夢を見出し、誇りを持って取り組んでいこうとする意欲が芽生える環境の整備です。

そうしたことが実現していけば、農地が荒れ果てるような問題も自然と解消されてくるでしょう。

今回の法改正とその対応が、本市農業の大きな発展と振興に繋がり、農家の方々がむくわれるとともに、若い後継者・新しい参入者が増加し、自負を持って本市の農業をけん引していく。そして地域も地域経済も活性化され、次の新規参入者が生まれてくる。

そうした大きな転換点となることを願います。

緑区の諸問題について産業用地整備事業は要望とさせていただきます。

千葉外房有料道路高田インターチェンジ周辺での産業用地整備事業が認定され、事業化されることになれば、今後、産業用地として開発され、企業の立地が進むことにより、地元雇用やにぎわい創出、そして地域経済活性化が現実のものとなり、誉田地域をはじめとした地元にとっては、大変希望の持つことが出来るものであり、事業の進展に大いに期待するものであります。

しかしながら、産業用地開発事業は周辺環境に大きな影響や変化を与える事業でもあることから、開発事業者に対して、市は地域住民の声に耳を傾け、出来うる限りの配慮をして頂くよう、しっかりと指導をして頂くと共に、立地した企業が地域と共生し、共に発展していくことが出来るような仕組み作りを働きかけるようお願いします。

次に、誉田駅南口駅前広場についての要望です。

  先ほど、駅前広場の計画について答弁をいただきました。

確かに、計画によれば、バス、タクシー、一般車等と歩行者や自転車の交通が、分離され、安全・安心な駅前広場になることでしょう。

私は、誉田駅前線と駅前広場事業は、まちづくりに貢献し、地域の活性化が果たせるものと確信しております。 

しかし、それには、商店を残しながら事業を進めなければなりません。毎年1件づつの買収では、商店は移転先を見いだせないまま、撤退を余儀なくされます。複数の軒数を移転することが出来れば、手法はあるように思います。

そこで、来年度以降は、多くの用地予算を確保し、早期に完成の見通しが立てられるよう、引き続き、用地取得に取り組んでいただき、一日も早い完成を、強く要望いたします。

誉田駅北口の用途地域の見直しについて

人口減少、高齢化が騒がれている中、誉田地区は、新しい住宅地が倍増しています。また産業用地に会社が出来大勢の人々が増え地域の活性化、賑わいの創出、地域コミュニティの維持がつながり、今後の都市づくりに合致しております。誉田はまさにそのようなところが大いに期待できるところであり、

千葉市にとっても貴重な地域であります。当局においては誉田地区の将来を考え、どのように用途地域を見直すか、なるべく早く検討し、地域の方々も安心して住みやすい街にしてもらうことを切に要望します。

以上で私の質問を終わります。










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