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千葉市緑区を考える
議会活動のあゆみ

36.

令和3年6月 第2回 定例会 会議録 6月17日


動画はこちらからご覧になれます

1 千葉市の有害鳥獣問題について
2 コロナワクチン予防接種について
3 ネクストコア千葉誉田工業団地開業に伴う地域周辺道路整備について
4 太陽光発電所建設について
5 緑区の諸問題について
(1)誉田駅南口駅前広場と駅前道路の用地買収と進捗について
(2)誉田駅北側都市計画見直しについて
(3)緑区地区ホールの建設について
(4)誉田町1丁目ほまれ幼稚園先産業廃棄物不法投棄について



 皆さん、こんにちは。自由民主党千葉市議会議員団、三須和夫でございます。
神谷市長は3月21日の千葉市長選挙で見事初当選され、新たな千葉市の船出となりました。市長と議会は車の両輪であり、ともに協力してより良い千葉市にしていきたいと存じます。
コロナ禍で大変なかじ取り役でありますが千葉市民の為頑張ってください。




それでは、通告に従いまして質問に入ります。
1 千葉市の有害鳥獣問題について
 はじめに、千葉市の有害鳥獣問題について、質問いたします。
これまでにも、度々、農作物の被害防止の取組みについて質問させていただいたところであり、関係者のご尽力もあって、対策が年々充実してきていると実感しており、この点については、評価するところであります。
 しかしながら、イノシシについては、令和元年度の県内農作物被害額が1億8,100万円、捕獲頭数も22,351頭と、依然として加害鳥獣の中でも、被害額と捕獲頭数は突出しております。

本市でも、緑区だけでなく、最近は若葉区の一部にもイノシシが進出していると伺っており、被害が広がることで、農家の方々が大切に育てた作物が被害にあい、耕作意欲が失われてしまうことが、大変気がかりでなりません。
そこで、あらためてイノシシによる本市の農作物の被害状況と、捕獲活動の状況について確認したいと思います。
また、現在、捕獲されたイノシシについては、市猟友会の方々が山林に穴を掘って埋設しており、高齢化が進む中、大変な労力を要することから、その負担軽減は一刻を争う課題であります。

先般、市動物公園のライオンなど肉食獣の餌として、県内で捕獲されたイノシシの肉を与えることで、動物たちの飼育環境を向上させ、また動物の生態への理解を深める取組みが発表されたところです。
本市で捕獲したイノシシも、本定例会の、わが会派の代表質疑での答弁にもあったとおり、こうした活用方法を検討されているとのことでしたが、実現すれば、処分の負担軽減につながる妙手となるのではと考えます。

このような期待も込めて、2点お伺いします。
1点目に、イノシシによる農作物の被害状況及び捕獲状況について
2点目に、捕獲したイノシシの処分方法について、お伺いします。

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(答弁)(経済農政局農政部農業生産振興課)
(1)イノシシによる農作物の被害状況及び捕獲状況について
千葉市の有害鳥獣問題について、お答えします。
まず、イノシシによる農作物の被害状況及び捕獲状況についてですが、本市のイノシシによる、平成30年度の農作物の被害金額は226万円、捕獲頭数は65頭でしたが、令和元年度については、被害金額は106万円、捕獲頭数は39頭と減少に転じました。相次ぐ台風による倒木など、自然環境の変化によりイノシシの活動が制約されたためと考えられます。
しかし、令和2年度には、被害金額165万円、捕獲頭数69頭と、再び増加に転じていることから、捕獲をはじめとする総合的な被害対策を、一層強化する必要があると認識しております。

(答弁)(経済農政局農政部農業生産振興課)
(2)捕獲したイノシシの処分方法について
次に、捕獲したイノシシの処分方法についてですが、イノシシの処分については、猟友会会員の皆様に埋設をしていただいており、大変な労力が生じていることを認識しています。現在、埋設以外の処分方法の一つとして、市清掃工場での焼却について協議しており、大型のイノシシについては、焼却可能なサイズへの切断が必要であるなど、さらなる検討が必要と考えております。
また、昨年、近隣市に開設された、捕獲鳥獣の加工施設では、食肉加工や、千葉市動物公園の肉食獣への餌とする新たな取組みを進めていることから、施設を運営する民間企業と本市が連携し、捕獲したイノシシの処分が可能なのか、検討を進めて参ります。
 今後も、農業者の皆様が安心して、意欲的に農業経営ができるよう、捕獲をはじめとする被害防止や処分など、総合的な有害鳥獣対策に努めて参ります。
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2 コロナワクチン予防接種について
次は、コロナワクチン予防接種について、質問いたします。
新型コロナウイルス感染症は、感染力が強く、重症化リスクの高い変異株による感染が全国的に拡大している状況であり、市民の皆様の間では、大変に不安が高まっているものと認識しております。
新型コロナウイルス感染症を収束させるべく、ワクチン接種への期待は高まっており、国においては、高齢者の方へのワクチン接種を7月末までに完了させるとの表明がなされたところです。
現在、千葉市では、高齢者向けの接種を進めているところであり、今後、64歳以下の方への接種を進めていくことになろうかと思います。

そのような中、今月に入って、千葉県が蘇我コミュニティセンターに集団接種会場を設置し、千葉市でも、イコアス千城台と花見川保健福祉センターに集団接種会場を設置したところであり、それぞれで、様々な対策を行っておりますが、市民の皆様の感染への不安を払拭していくためには、ワクチン接種を迅速に進めていくことが必要不可欠であると考えております。

また、私の地元にある小さなクリニックでは、医師や看護師が少ないところが多く、通常の診療を行いながら、ワクチン接種を行っていくには、接種できる人数は限られており、地元の方からは、ワクチンの接種予約が取れたが、接種できる時期は11月であるとか、12月であるというような声をお聞きしております。

 そこで、2点お伺いします。
 1点目に、本市におけるワクチンの接種状況について、
 2点目に、予約の前倒しを含めた、ワクチン接種の迅速化に向けた今後の取組みについて、お伺いします。

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(答弁)(保健福祉局医療衛生部医療政策課)
(1)本市におけるワクチンの接種状況について
 コロナワクチン予防接種についてお答えします。
まず、市内におけるワクチンの接種状況についてですが、国のシステムに登録された数値によりますと、6月9日時点で、1回目の接種を受けた方が8万8,400人となっており、本市の高齢者のうち、約35.06パーセントの方が1回目の接種を受けております。

(答弁)(保健福祉局医療衛生部医療政策課)
(2)予約の前倒しを含めた、ワクチン接種の迅速化に向け
 次に、ワクチン接種の迅速化に向けた今後の取組みについてですが、当初、個別接種、集団接種における接種回数を1週間当たり計25,000回と見込んだ計画を策定していました。その後、国の方針を踏まえ、千葉市医師会を通じ各医療機関に対し、接種回数を30%程度増加することへの協力をいただいており、今月から開設したイコアス千城台と花見川保健福祉センターにおける集団接種体制の強化とあわせ、現状では1週間当たりの接種回数が計40,000回を超える見込みが立っております。
 また、新たな集団接種会場における予約対象者は、65歳以上で予約の取れていない方、及び1回目の接種予約が8月以降となっている方としたことで、予約の前倒しを促しております。
 さらに、既に中央コミュニティセンターの接種会場の8月以降の予約をされている方に対して、予約の前倒しができることを直接ご案内すること等も行って参ります。
 引き続き、ワクチン接種を希望する市民の方が、一日も早く接種することができるよう、事業の推進に努めて参ります。
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3 ネクストコア千葉誉田工業団地開業に伴う地域周辺道路整備について
次は、ネクストコア誉田工業団地開業に伴う地域周辺道路整備について、質問いたします。
 明治大学誉田農場跡地の、ネクストコア千葉誉田工業団地については、今春、2社が工場の建築に着手しており、残りの企業も 建築着工時期について検討中であると聞いております。
このような中で、私は、この工業団地の整備によって、地域住民の働く場所が生まれ、相乗効果で誉田のまちが更に賑わってくること、市全体には税収で、大きな貢献ができるものとして、期待を寄せているものであります。
一方で、誉田駅に近接する十文字踏切周辺における道路渋滞の状況は慢性化しており、工業団地の完成によってこの状況に拍車がかかるのではないかと危惧しております。

この問題の解決策として、大膳野町誉田町線の延伸や、千葉外房有料道路の高田インターチェンジのフルインター化が有効で、事業化の可能性についての検討に着手しているとの答弁を、前回の一般質問で頂きましたが、地域と企業がこの先長い間、共存共栄していくためには、道路の問題は避けては通れないものと考えております。

そこで、2点お伺いします。
1点目に、ネクストコア千葉誉田工業団地の企業誘致の状況について、
2点目に、大膳野町誉田町線の延伸と千葉外房有料道路高田インターチェンジのフルインター化の事業化に向けた、今後の予定について、お伺いします。

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(答弁)(経済農政局経済部企業立地課)
(1)企業誘致の状況について
 次に、ネクストコア千葉誉田工業団地開業に向けての地域 周辺道路整備について、のうち所管についてお答えします。

 企業誘致については、これまで、工業団地の整備と並行して進めて参りましたが、現在、団地内全ての区画において、食品関係企業5社を誘致し、本市が重点的に立地を促進する「食品健康実現型産業」の集積を実現することができました。
 既に2社の工場の建築工事は始まり、今後は、残り区画においても、立地企業が円滑に建築着工及び操業に結び付けられるよう、引き続き支援を行って参ります。
 また、団地内には、地域社会と共生する目的で、立地企業により組織された、「誉田工業会」も設立されており、地域と調和した工業団地の実現に向けた取組みを、適切に支援して参ります。

(答弁)(建設局道路部道路計画課)
(2)大膳野町誉田町線の延伸と千葉外房有料道路 高田インターチェンジのフルインター化の事業化に向けた、今後の予定について

 次に大膳野町誉田町線の延伸と千葉外房有料道路 高田インターチェンジのフルインター化の事業化に向けた、今後の予定についてですが、

 大膳野町誉田町線は、周辺の地形を把握するための測量を行うとともに、JR外房線との立体交差、千葉外房有料道路や周辺道路との接続方法を含め、道路の線形や構造などを検討することとしており、その成果をもとに、JR東日本や千葉県公安委員会と協議を行って参ります。

 また、外房有料道路の高田インターチェンジは、交差する市道との接続方法の検討を進め、その成果をもとに、千葉県公安  委員会などと協議を行って参ります。
両事業ともに、関係機関との協議が整い次第、地元の皆様へ事業説明を行っていきたいと考えております。
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4 太陽光発電所建設について
 次は、太陽光発電所建設について、質問いたします。
先月、改正地球温暖化対策推進法が成立し、地域においても今まで以上に再生可能エネルギーの導入が求められる中、太陽光発電の 重要性については、私も承知しているところです。
一方で、建設に際して、市民の方から不安の声が私のところに寄せられることもあり、周辺環境への配慮も大切だと感じております。

そのような視点から、2点お伺いします。
1点目に、事業者はどのようなルールに基づいて建設しているのか、
2点目に、太陽光発電に対する市の基本的な考え方と周辺環境への配慮について、お伺いします。

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(答弁)(環境局環境保全部環境保全課)
ア 事業者はどのようなルールに基づいて建設しているのか

太陽光発電所建設についてお答えします。
まず、事業者はどのようなルールに基づいて建設しているのかについてですが、
事業者は、資源エネルギー庁が定める事業計画策定ガイドラインに基づき、土砂の流出や反射光の影響など周辺環境へ配慮した設計・施工から、維持管理や事業終了後の撤去・処分までを含めた事業計画を策定し、資源エネルギー庁による事業認可を受けたうえで太陽光発電施設を建設しております。

(答弁)(環境局環境保全部環境保全課)
イ 太陽光発電に対する市の基本的な考え方と周辺環境への配慮について

次に、太陽光発電に対する市の基本的な考え方と周辺環境への配慮についてですが、
本市における再生可能エネルギーの創出等については、千葉市再生可能エネルギー等導入計画に基づき、市域全体を対象に取り組んでいるところであり、平坦な土地が多いなど本市の自然的条件を生かし、太陽光発電を優先して推進しております。
現在、太陽光発電設備の設置にあたっては、関係部署が連携し、事業者が計画段階で環境部局へ事前相談を行わせる体制を整え、関係法令の遵守はもとより、周辺環境への配慮など、国が示したガイドラインに沿った対応を計画段階から事業者に求めているところです。
2050年カーボンニュートラルの実現に向け、太陽光発電設備の普及促進にあたっては、事業者がより丁寧な説明を行うことにより、地域との信頼関係を構築することが重要であることから、周辺環境への配慮について、他自治体の事例等を参考にしながら、様々な視点から調査研究をして参ります。
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5 緑区の諸問題について
(1)誉田駅南口駅前広場と駅前道路の用地買収と進捗について
 次は、緑区の諸問題についてです。
まず、私がこれまで再三、議会でも取りあげて参りました、誉田駅南口駅前広場と駅前道路の用地買収と進捗について、質問いたします。

誉田駅の北口は、整備されたものの、南口は旧来のままで、駅前広場は狭いロータリーに、バスやタクシー、一般車に加えて歩行者が輻そうするなど、事故が起きやすい状況であります。
また、駅前道路には、歩道がなく、歩行者にとって危険な状況であることから、駅前広場とあわせて早期改善を求めてまいりました。
最近、駅前交差点付近の建物の解体が行われており、用地取得の進捗が見受けられるところですが、先の、令和2年第4回定例会で、当局からは、駅前広場の予定地においては、残りの地権者の皆様は、商店を営む方が多いことから、移転先の交渉に難航しているとも伺っており、地元の皆様も、今後、どのように事業が進んでいくのか気にしております。
そこで、改めて、事業の進捗と今後の進め方について、お伺いします。

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(答弁)(建設局道路部街路建設課)
ア 事業の進捗と今後の進め方

まず、誉田駅南口駅前広場と駅前道路の用地買収と進捗についてお答えします。
事業の進捗と今後の進め方についてですが、
用地取得面積は、本年3月末時点で、駅前広場は52パーセントにあたる約1,070平方メートル、駅前道路は40パーセントにあたる約3,190平方メートルとなっております。
本事業の用地取得を進めていく上で、商店を営む方の ご理解を頂くことが、重要となります。

そのような中、昨年12月、長年にわたり交渉を行ってきた、駅前の商業ビルの用地を取得いたしました。今後も、引き続き、土地所有者の皆様に、ご協力いただ けるよう、粘り強く丁寧な交渉に努めて参ります。なお、用地取得は、歩行者の安全確保や雨水排水施設の 整備など、今後の事業展開を考慮し、土気側の用地取得を 先行して進めて参ります。
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(2)誉田駅北側都市計画見直しについて
次は、誉田駅北側都市計画見直しについて、質問いたします。
誉田駅北側では、この4月、ネクストコア千葉誉田工業団地において新たに次世代  ネットスーパー向けの大型物流施設が着工し、開業は2023年を予定していると聞いております。施設が開業しますと多くの従業員が通われるようになり、また、居住者もますます増えていることと思いますが、駅北側のほとんどが、第一種低層住居専用地域ということで、食べるところ、遊ぶところといったお店は建てることが出来ず、この問題については、一般質問で何度も指摘しているところです。

当局は、一昨年に住民説明会を開催し、北口駅前広場周辺と幹線道路沿道へのにぎわい誘導を目的とした用途地域の変更素案を 住民に説明しており、住民からは、用途地域を変更することに、総論としては賛成であるが、望ましくないものまで建ってしまうのではないかといった、心配の声などが聞かれたことから、この点については、細やかな配慮が必要であると認識し、駅前街区の土地建物所有者に対してアンケートを2回実施するなど、細部に渡る検討が進み、だいぶ機が熟してきているという感じがしております。

そこで、お伺いします。用途地域変更に向けた現在の検討状況について、お伺いします。
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(答弁)(都市局都市部都市計画課)
ア 用途地域変更に向けた現在の検討状況について

誉田駅北側都市計画見直しについてお答えします。
用途地域変更に向けた現在の検討状況についてですが、
誉田駅北側では、工業団地において企業の施設整備が進み、今後も居住者や利用者の増加が見込まれているなか、用途地域を変更することについて、これまで地域住民の皆様から御意見を伺うなかでは、総論として御賛同いただけているものと理解しております。
昨年2回実施したアンケートでは、制限したい建物の用途等について伺っており、葬祭場や風俗営業に関する施設などの立地は望ましくないといった御意見が寄せられました。
そこで、現在は、アンケート結果を反映させるべく、変更素案の内容の再検討を行っているところですが、今後は、修正素案を作成した上で、地域住民の皆様に御理解が得られるよう、説明会等を通じて丁寧に説明を行い、都市計画決定に向け進めていきたいと考えております。
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(3)緑区地区ホールの建設について
 次は、緑区地区ホールの建設について、質問いたします。

緑区地区ホールについては、以前から繰り返し質問、要望を行ってきたところであります。
これまでも申し上げてきましたが、誉田駅の北側では今後、居住者や就業者が増え、まちが活気づいてくるものと思われ、誉田駅の南側では駅前広場や駅前道路の整備が進められている中、今後、駅を中心に誉田地区が発展していくことは疑いようのないことであり、誉田駅周辺の活性化や利便性を向上することについて、地元には強い期待があります。

そのような中で、特に文化活動の発表の場である地区ホールは、大いに望まれている文化施設であり、地域の住民が利用しやすい文化施設は、緑区における地域活性化や文化振興に資する大切な、そして、重要な役割を果たす施設であると考えます。

 過去の直近の答弁においては、地区ホールとして利用可能な民間施設があった場合、一定の条件等を踏まえて検討することは可能であると考えている、というものであり、また、別の機会では、民間施設を既存地区ホールに準ずる扱いが可能か、引き続き、研究して参りたいと、考えているとのことでした。

そこで、お伺いします。
区民の願いである緑区における地区ホールの建設について、現在、市としてどのように考えているのか、改めて見解をお伺いします。

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(答弁)(市民局生活文化スポーツ部文化振興課)
ア 緑区地区ホール建設について、改めての本市の見解は

緑区地区ホールの建設についてお答えします。
地区ホールは地域における文化活動の拠点としての文化振興の役割を担うとともに、地域催事への市民の参加と交流の場としても重要な施設であると認識しておりますが、未整備地区における地区ホールの整備については、既存の地区ホール等の利用状況、本市の資産経営基本方針や財政状況等を踏まえ、また、ホールとして利用可能な民間施設があった場合における立地、地区ホールとしての機能の有無や借り上げ条件等を含め、総合的に検討して参ります。
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(4)誉田駅1丁目ほまれ幼稚園先産業廃棄物不法投棄について
 最後に、誉田駅1丁目ほまれ幼稚園先産業廃棄物不法投棄について、質問いたします。

この問題については、昨年の第4回定例会の一般質問でも、質問しました。
誉田町1丁目のほまれ幼稚園隣では、袋に入れられた産業廃棄物の廃プラスチックが高さ3メートルほどに積まれた状況の中、執行部から「適正処理を行うよう、行為者に指導を行っていく」との答弁をいただいたところでありますが、現地は未だに多くの廃プラスチックが置かれています。

当該地は、ほまれ幼稚園から、わずか30mの場所にあり、細かい廃プラスチック片の 飛散や塀が崩落することで、園児へ危害が及ぶ可能性もあるのにもかかわらず、状況は変わらないことから、保護者のみならずご近所の方からの不安の声が一層大きくなってきています。

将来を担う、園児たちが危険にさらされることなど、決してあってはならないことであります。
一刻も早く、園児を安心して通わせ、遊ばせることができる、そして、地域の皆さんが、安全に過ごせる環境にすることが必要であります。

そこで、2点お伺いします。
1点目は、あらためて現在までの経緯と市の対応について、
2点目は、今後の対応について、お伺いします。

 以上で、1回目の質問を終わります。

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(答弁)(環境局資源循環部産業廃棄物指導課)
ア あらためて現在までの経緯と対応について

誉田町1丁目ほまれ幼稚園先産業廃棄物不法投棄についてお答えします。
まず、現在までの経緯と市の対応についてですが、
 行為者は、堆積を始めた令和2年2月当初は、当該廃プラスチックは有価物であると主張していましたが、性状や種類毎に分別されていないこと、長期間にわたり流通の実績がなく、さらに敷地外への飛散も認められる状況であることから、本市では、堆積物の形状や排出の状況等を総合的に判断した結果、有価物とは認めず、12月に産業廃棄物として認定しました。

 さらに認定後には、適正管理等の指導を行うとともに、敷地内へ立入調査及び測量を実施し、約3,000立方メートルの廃プラスチックが堆積されていることを確認しました。その後の繰り返しの指導にもかかわらず、依然として変化が見られないことから、今年2月に、廃棄物処理法に基づき、行為者に対し飛散・流出防止措置を講じた上で全量撤去を求める勧告を行ったところです。

(答弁)(環境局資源循環部産業廃棄物指導課)
イ 今後の対応について

次に、今後の対応についてですが、
行為者は本市以外にも県内各地において同様な廃プラスチックの不適正堆積を行っていることから、千葉県や警察などの関係機関と行為者の情報等を共有するなど連携し、監視パトロールや指導をさらに強化して参ります。

それでもなお、改善されない場合には、法令に基づき、罰則規定がある措置命令を行うなど、堆積物の撤去に向け、一層厳しく対応して参ります。
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【2回目】
 ご答弁ありがとうございました。
2回目は、意見と要望を申し上げます。

まず、千葉市の有害鳥獣の問題についてです。
 本市での最近のイノシシ被害は再び増加に転じており、また捕獲頭数も増加していることが分かりました。

しかしながら、捕獲したイノシシをどのように処分するのかは、解決するのは簡単ではありませんが、避けて通れないものとなっております。

これからも、市猟友会の方々に、捕獲活動に注力いただけるよう、埋設だけに頼らず、様々な視点から新たな処分方法の確立を目指し、被害防止対策の強化と合わせて検討を進めていただくよう、今後に期待します。
 
次に、ネクストコア千葉誉田工業団地開業に向けての地域周辺道路整備についてです。
全区画の企業の立地の目途が立ったということ、明治大学農場跡地の活用について、各方面に働きかけをしていた身として、非常に感慨深く思っております。全ての企業が 開業すれば、少なくとも1,000人の雇用が新たに生まれることでしょう。

 この誉田の地に企業が地域に根差していただくためにも、まちを上げて応援して参ります。
また、道路整備として、大膳野町誉田町線と千葉外房有料道路高田インターチェンジの事業化に向け、現地の測量や道路構造などの検討を進めているとの御答弁をいただきました。

しかし、長年に渡って誉田地区は踏切によって、市民は不便を強いられてきました。まずは市民のため、そして、立地を決めてくれた企業への快適な操業環境の提供のためにも、早期に周辺道路整備がなされるよう、要望します。

次に太陽光発施設についてですが、
私の住む緑区では市街化調整区域の占める割合が多く、原野や山林の木々があっという間に伐採されたかと思うと太陽光発電施設があちこちに出現し、環境が大きく様変わりしています。農地や山林や原野の中には以前から住んでいる方も多く、家の周りが太陽光に囲まれて、照り返しやパワコンの音に悩まされているという相談も寄せられます。例えば、多くの自治体が取り組んでいるような、安全な生活環境や自然環境を確保し、不適切な太陽光発電施設の設置を規制するような条例の制定に向けて早急に調査、検討を始めて頂くことを強く要望いたします。

次に、コロナワクチン予防接種についてです。
さきほどの答弁によりまして、千葉市の 接種状況や今後の取組みが、わかりました。
 新型コロナウイルス感染症を収束させるため、ワクチン接種への期待は、日に日に高まっているように感じます。
一日も早く、元の日常生活を取り戻すためにも、市当局におかれましては、市民の皆様の期待に応えられるよう、ワクチン接種の 迅速化に向けた今後の取組みを推進していただくよう要望いたします。

次に、誉田駅南口駅前広場と駅前道路の用地買収と進捗についてです。
取得した用地は、空地で、いまだに、工事に着手できていない状況であり、このままでは、まちの活気が失われてしまいます。
地元の皆様は、誉田駅南口駅前広場と駅前道路の一日でも早い完成を望んでいます。

そのためにも、着実な用地買収に努めるとともに、段階的な整備を含め、早期に完成できるよう強く要望します。

次に、誉田駅北側の都市計画見直しについてです。
誉田駅の北側は、大きな住宅地の整備に 続いて、働く場所の整備も進んでおり、そう遠くないうちに、賑わいのある街に変わると、地元は期待を寄せています。
そのためにも都市計画の見直しは何としても実現させなければなりません。

現在、都市計画の案を再検討されている 段階であることは理解いたしました。この都市計画の見直しが、早く実現され、地域住民に喜ばれるものになるよう、当局の今後の取組みに期待いたします。

次に、緑区地区ホールの建設についてです。
ご答弁では、地区ホールは地域における文化活動の拠点としての文化振興の役割を担うとともに、地域催事への市民の参加と交流の場としても重要な施設であると認識しているが、既存の地区ホール等の利用状況や財政状況等を踏まえ、また、ホールとして利用可能な民間施設があった場合、立地、地区ホールとしての機能、借り上げ条件等を含め、総合的に検討していくとのことでした。

若葉区、美浜区にある地区ホールは、身近な文化活動の拠点として市民に利用されています。
片や、地区ホールが整備されていない緑区で文化活動を行っている団体は、中央区にあるホールや若葉区の文化ホールを利用せざるを得ず、地元の人もなかなか発表を見にきてもらえないという状況が、長年続いております。

繰り返し申し上げますが、地元には、駅周辺の活性化や利便性を向上することについて、強い期待があり、特に地区ホールは、大いに望まれている施設であって、緑区における地域活性化や文化振興に資する大切な、そして重要な役割を果たす施設であります。

市もこのことを認識し、引き続き、市や地元にとって良い街づくりにつながるよう、緑区地区ホールの建設について、真摯に取り組まれることを、重ねて強く要望いたします。

最後に、誉田町1丁目ほまれ幼稚園先産業廃棄物不法投棄についてです。



産業廃棄物不法投棄について、執行部から、行為者に対し、「堆積物の撤去に向け、一層厳しく対応していく」との御答弁がありましたが、ぜひとも一日も早く、1時間でも早く、全量撤去に向けて対応していただきたいと強く思います。

これは、未来のある子供たちの健康を守るため、ほまれ幼稚園全園児の保護者などの 関係者、そして地域の皆さんの願いでもあります。 
何とかひとつ、よろしくお願いします。

以上で、私の一般質問を終わります。
ご清聴ありがとうございました。








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