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千葉市緑区を考える
議会活動のあゆみ

25.

平成 27年6月 第2回 定例会 会議録


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一般質問

 
1 千葉市の農業について
2 水銀に関する水俣条約について
3 緑区の諸問題について
(1)明治大学誉田農場について
(2)用途地域の見直しについて
(3)外房有料道路について

27617日 


 

1.千葉市の農業について質問

農業委員会改革について

Q・ 農業委員の選任方法について

A・ 平成284月から公選を廃止して市長が議会の同意を得て任命する。その過半を認定農業者とする。農業者が組織する団体等に委員候補者の推薦や募集を行い、推薦、募集の結果尊重する。また議会推薦、団体推薦による選出は廃止する。現在の委員への措置については経過措置をして任期満了まで在任する。

 

Q・ 農業委員会業務がどのように変わるのか。

A・ 改正後の農業委員会業務は事務の重点化として農地法に基く権利の移動に関する許可事務のほか、農地等利用の最適化の推進に関する指針を定めるよう努める、担い手への集積・集約化・耕作放棄の発生防止・解消、新規参入者の足進について明確化されている。

 

Q・農地利用最適化推進委員の業務内容と選任について

A・推進委員は担当地域において農地の効率化及び高度化の促進等の活動を行う。選任は農業委員会が委嘱することとし農業者等に候補者の推薦を求める。推進委員は農業委員と兼ねることが出来ないとする。

農業委員及び農地利用最適化推進委員の定数の詳細については改正法案の公布後に政令、省令で示される予定ある。

望 農業委員と農地利用最適化推進委員は今後の農業委員会の車の両輪になると思われます。農業委員と推進委員が現場で同じ目標に向け連携、協力して取り組むためには、地域からの信任をもとに一体的な運用を行う必要があります。農業に於いても後継者不足か深刻な問題であり、新規就農者の開拓も喫緊の課題です。制度改正は重要ですが、何より大切なのは農業に夢を見出し、埃を持って取り組んでいこうとする意欲が芽生える環境の整備ではないでしょうか。今回の法改正とその対応が、本市の農業の大きな発展と振興の引き金となり、農業従事者が報われるとともに若い世代の後継者が増加し、胸を張って今後の日本の農業支えていくそんな大きな転換点となる制度改革となることを願います。

 

.水銀に関する水俣条約について

平成2510月に日本が議長国を務めた(水銀に関する水俣条約外交会議)が熊本県水俣市で開催され、水銀による人の健康及び環境を保護することを目的とした水銀に関する水俣条約が採択されたところです.

 

Q・ 水銀に関する水俣条約の概要について

A・ 水俣条約の概要は水銀の供給、使用、排出、廃棄等について国際的な取り決めを設けることで、水銀の人為的な排出を削減し、環境汚染をはじめとする地球的規模の水銀汚染を防止を目指すまた、水銀を利用した製品の製造や輸出入などを規制する

 

Q・ この条約により規制される主な製品について

A・ 規制される主な製品は水銀灯、医療用計測器、駆除剤などが規制される。

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Q・具体的にいつから水銀製品が規制されるのか

A・水俣条約では2020年に水銀を使用した製品の製造、輸出入が禁止されることになる。

 

水銀による環境の汚染の防止に関する法律案が平成273月に閣議決定され612日、第189回国会に於いて可決成立したところです

 

また一般家庭に於いて水銀を使用している製品の買い替えが進んだ場合、水銀を含む廃棄物が多く発生するが処理については市町村独自で焼却処理や埋め立て処分を行っている場合などの取り組みについて質問します。

 

Q・ 千葉市では水銀を使用する製品の分別収集はどうしているか。

A・ 昭和59年5月に使用済み乾電池の回収を開始し、平成4年10月に家庭ごみ5分別収集に移行してから は水銀が使用されている蛍光灯、乾電池、体温計などの有害ごみとして適切に処理を行っている。

 

Q・ 廃棄物となった水銀はどう処理されているか。

A 廃棄物となった水銀は有害ごみとして収集されたものは一旦新浜リサイクルセンター保管して委託した民間会社が処分を行う

処理方法については、蛍光灯、水銀灯及び体温計などの水銀は精製され再び蛍光灯の材料などに、乾電池の水銀は溶融処理後精製され、再び水銀を使用する製品の材料として再資源化が図られている。

 

Q・処理費用はどれくらいか。

A・処理費用は26年度実績で蛍光灯など約29トン約300万円乾電池は約114トンで約740万円です。

 

要  我が国の過去の痛々しい公害の経験を踏まえ世界に先駆けて働きかける問題であります。しかし市民は必ずしも、この問題を認識しておらず、水俣条約やこれに伴う水銀製品の取り扱いについて、市民に十分情報提供することを求めます、くれぐれも不法投棄や違法排出が行われないように監視体制を強く求めます。

 

3・明治大学誉田農場について

Q・私は平成7年初当選以来、誉田農場を地域発展の重要課題として質問・要望を重ねてまいりました。農場は26ヘクタールにも及ぶ広大な面積を有しており、誉田地区の街づくりを考えて行くうえで欠くことのできない重要なものであります、前回の質問で大学の方針としては「売却は選択肢の一つであるが具体的な動きはないとのことでしたが最近誉田農場に外部の方が見にきて、地元不動産屋にも情報を集めに来ていると聞くのでそろそろ動くのかと思い、明治大学は誉田農場を今後どのように扱うのか、市は今後どのように対応していくのか質問します。

 

A・ 大学に直接訪問して確認したところでは、現在、大学内で売却を含めて具体的に調査・検討中であるとのことでした。本市としても誉田農場は民有地でありますが土地所有者の意向によるものが大きく、誉田駅北口から続く市街化区域や外房有料道路・高田インターチェンジに隣接している広大な土地であることなど十分踏まえながら、今後とも積極的に情報収集と適切な対応に努めてまいります。

 

要 望 ・市には誉田農場の動向によって影響を受ける地元の意向や要望を十分に把握していただき、しっかりと誘導いて戴きたいと思います。私も今任期に於いても、明治大学誉田農場を重点課題と位置づけ取り組んでまいります。

 

・用途地域の見直し

誉田駅北側については、本年3月駅前広場と誉田町野呂町線をつなぐ都市計画道路

誉田駅北口線が供用開始され、合わせて現在、外房有料道路の手前では住宅を主体とした大規模な宅地開発による新たな街並みも進んで居ります。このような中生活利便施設が必要不可欠であることから、この立地に向けた用途地域の見直しについて昨年の定例会でも質問して、答弁では都市計画マスタープランの見直しが必要であり、それを受けて用途地域の見直しがなされるとのことでした。

 

Q・この都市計画マスタープラン策定の進捗状況はどこまで進んでいますか。

A・本年度末の策定に向け作業を進めています。マスタープランの中で既存機能を活かしながら既存機能を活かしながら機能の充実を図るべく地域拠点に位置付けていく考えです。

 

要 望 ・誉田駅北口は駅前広場や都市計画道路等の基盤施設が出来、大規模な住宅開発も進められており、今後多くの人が新しく住むことになります。日常生活の中で、歩いて行ける範囲でのスーパーマーケットなどの生活利便施設が求められますので、将来を見据えどのように用途地域を見直すか十分検討してくださるように強く要望します。

 

5・ 千葉外房有料道路について

千葉外房有料道路は昭和55年に誉田区間、昭和60年に茂原区間を供用開始しました。その後、 私の働きかけで県道千葉大網線の渋滞緩和を目的に、平成19年4月に鎌取インターから誉田インターチエンジまでが無料区間となり誉田駅周辺の渋滞緩和に大きく役立っていると思いますが最近誉田インターチエンジから降りた大網街道の土気方向が渋滞しております。そこで全線無料化を早期にしていただき土気方向の渋滞を緩和が望まれるところです。

Q・ 外房有料全線無料化の時期について。

A・ 料金徴収期間が平成35年1月31日で満了することから35年2月より全線無料化となる予定です。(尚7月から9月の間は無料開放となります国の地域住民生活等緊急支援の為)

 

Q・ 高田インターチエンジのフル化や都市計画道路大膳野町誉田町線との接続さらに、外房有料道路の沿線にある三つの病院へのアクセスとして、子供病院付近への出入り口を設置することで地域の利便性が向上につながると考えます。

A・ 地域の利便性向上につながる千葉外房有料道路の活用方法について高田インターチエンジのフル化の費用対効果など、地域の利便性向上につながる千葉外房有料道路の活用方法について、調査・研究してまいります

 

要 望・千葉外房有料道路に対して

私は平成19年に誉田区間の無料化をすることが出来ました。私も重要課題として取り組み、全線無料を早期に求めます

鎌取から国関係の3つの病院のアクセスのため、狭い道路が渋滞しておりますので早期にアクセスできるよう求めます。大膳野町〜誉田町線の接続と高田インターチエンジのフル化を早期に求めます。

 

自民党市議会議員 三須和夫 27年6月議会での一般質問を終わります。

    



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